以前から玄関の前に足長バチが巣を作っていた
まあ、随分高い所に作っているし様子を見ようと放っておいた。
あれから数か月。
今日、家をでるために扉を開けたら
ブンブンいって偵察部隊がオイラの周りを飛んでいる
ふと扉を見ると、びっしりと無数の足長バチが扉に群がっている
結果的にオイラは刺されていない
彼等も、無意味にオイラを襲う事はしないようだ
実にジェントルな虫なのである
だが、オイラはここで恐怖に負けてしまった。
殺虫剤で全滅させてしまった。
いっせいに飛び回る足長バチにビビッて逃げたら
ずっこけて、右手を擦りむいた。
小学校以来である。
結局、人間が一番臆病なのである
足長バチは全然無害だった。
彼らに何一つ非は無い
悪いのは臆病な人間が悪いのである。
一匹生き残った蜂が玄関の扉付近を悲しそうに飛んでいた
けど、彼もまたオイラを襲ってはこない。
彼は確証の無い暴力は振るわないようである。
オイラの完敗だ...。