以前取り上げていた「エノク書」は新約聖書の先駆け的な役割がある「予言書」ですが、
預言だけでなくエソテリックな内容が盛り込まれています。アストロロジーにかかわる内容もありながら、人間の魂の在り方と関係することも含んでいます。
そのうちの一つに四大天使に関することがあります。
「エノク書」や「エズラ書」では、話の展開の中で、大天使のうち、ウリエルが案内役として出てきます。案内役ですので、エノクの話し相手になっているのが、他の大天使と違うところです。
「エノク書」で名前が挙がっている四大天使のなかに、ウリエルは含まれていませんが、
その後のキリスト教の修法のなかで四大天使にウリエルが含まれるようになります。
四大天使の役割の中でも、特徴的な役割がウリエルにあります。