保育研修や個別相談をご利用のお客様より
『上手な見守り方』を教えてほしいという
質問をいただきました。
私としても最近の『見守る』の言葉の誤解が
増えていると感じております。
『見守る』はお子さんの活動を妨げない
と覚えておくとわかりやすいと思います。
何かとこうしなさい、ああしなさいという
口出しが増えてしまうことの戒めとして
見守りましょうという流れが多いようです。
そのため、『見守る = 口を出さない』になり
言いたいけど言えず、結果見ているだけで
となっていることがわかります。
もちろん喋りかけない方が良い時もあるので
見ているだけが良い場合もあります。
では子どもの活動を妨げない見守りについて
ですが、
例えば、
子どもが一人で集中して遊んでいる時に、
こんなおもちゃもあるよとか、
こうした方がもっとよくなるんじゃない?
とアドバイスすることは子どもの自発性に
対して外から介入しているので見守りでは
ありません。
それに対して、
〇〇を作っているんだねー、
前よりも〇〇が上手にできてるじゃない、
のようにやっていることに対して
実況中継をしたり、褒めたりすることは
見守りの範疇に入ります。
もちろん声掛けをした時に、あっち行って
とか話かけないでと言われたら、
その時は静かに見てあげればいいだけです。
大事なのは、声を全くかけないのは確かに
見守っている状態ではありますが、子どもの
成長は本人の自発的な動きからでしか生じない
ということです。
一方、活動を妨げない声掛けの場合、
語彙の増加につながったり、
褒めることによる自己肯定感の向上、
自分を見てくれているという信頼感の獲得
などに役立ち、意図的な成長を促す手助けに
なります。
最後に直接指示をしたり、注意をしたりする
ことについてです。『見守る』こと
ではないので質問とはずれてしまいますが、
声掛けをした方がよい子や場面はあるので、
そこのタイミングの見極めは大事ですが、
怒ったり、注意したりというネガティブな
言葉を連発しなければ、基本的に声を
かけてあげる方が本当は良いと思っています。
おそらく見守る保育というのは、
元々はあれこれ言いすぎてはいけないという
ところから発生したことなので、
適切なタイミングと内容で話しかけてあげる
これが本質的なことだと私は思っています。
もし見守ることに困ったり、声かけについて
悩んでいる場合は、相談支援を是非
ご利用ください。
園や学校で困っていることがある場合は、
療育/保育研修をお使いいただければ
スキルアップと同時に早めのお悩み解消に
つながるかと思います。