全米オープンが開幕しましたが、
日本人としては忘れないない試合が行われましたね。
それは、今年で引退を表明している錦織圭選手と、
若手のホープである坂本怜選手の戦いです。
この世代交代が全米オープンの本戦を掛けた
予選の決勝戦で行われることとなりました。
それこそ、全米オープンで準優勝した経験がある
錦織選手に最後の花道として本戦で戦ってほしい
という気持ちがありましたよ。
でも、これから日本の男子テニスを引っ張ってもらいたい坂本選手が、
引退を決意している錦織選手に負けてしまっていいのかという
複雑な思いを持った方は多かったのではないでしょうか。
私自身、対戦相手が坂本選手以外だったら、
100%錦織選手に勝ってほしいという気持ちになりましたが、
日本テニス界の将来を考えたら「坂本選手が勝った方がいいかも」
という感情が正直ありました。
今までずっと錦織選手を応援してきたのに、
まさか最後のグランドスラムで初めてそうではない
気持ちになるとは思いもしませんでしたよ。
あんなにも夢を見させてもらい、
感動を届けてくれた選手に申し訳ない気持ちになりましたが、
こんな運命的な試合でグランドスラムを去る錦織選手は
本当にテニスの神様に愛されているのだと感じました。
そして何より、錦織選手の試合後のコメントがかなり胸を打たれましたよ。
一部を紹介しますね。
----------ここから----------
(試合後)座っているときは、本当に最後のろうそくの火が彼(坂本選手)に全て消されたというか、
消してくれたというか、清々しい気持ちではありました。
上のレベルになると球も速いし、ついていけない感じもあって身体も反応してくれなかったので、悔しいところもあるんですけど、
でもちょっともう無理だなっていうのが、座っている時に感じました。まだジャパンオープンがあるんですけど、1回火が消えました。
未練は全然あります。今日の試合も全然良くなかったですし、納得いく試合では全然ないんですけど、
それでも、出し切っていないけど出し切ったみたいな、複雑な気持ちではあります。
今はまだ気持ちが定まっていないですけど、やり切ったって言いたいし、やり切った感じで終わりたいので、
やり切ったと言いたいんですけど、やり切っていない部分もあるし。でも気持ちとしては、当たって砕けろな感じで砕けた感じです。
----------ここまで----------
これは見ている側も同じで、「最後のろうそくの火が消えた」というのは、
我々の「もしかしたら現役続行があるかも」という期待の火だったのかもしれません。
それが日本のホープの坂本選手にこの舞台で負けることによって、
錦織選手も我々ファンも引退という現実を受け止めさせてくれたように感じます。
また、試合に勝った坂本選手も「絶対に一生忘れない瞬間」と試合後のインタビューに答えていて、
結果的に錦織選手に引導を渡す形になったことに、色んな感情があることをコメントしていました。
ちなみに、
そのときのインタビュアーが錦織選手が登場する前まで
日本テニスを牽引してきた松岡修造さんというのも感慨深かったです。
そう考えると、普段は注目されない全米オープンの予選会場ですが、
この日は言葉では言い表せない異様な雰囲気だったことが画面越しからも感じました。
きっと、脈々と引き継がれた日本テニスを後世に
継承する瞬間だったからでしょう。
なので、これまで日本テニス界に対して、
危惧していた部分がありましたが、今はそういう思いが少し薄れました。
根拠はありませんが、今回の継承を見ることができたからかもしれません。
ですから、これまでテニス界を引っ張ってくれた錦織選手がいなくなっても、
選手だけではなく、テニスに携わるみんなでテニス界を盛り上げることができたらと思います。
私としても、微力ではありますが、これからもテニスの魅力を発信して、
この素晴らしいスポーツの良さをたくさんの方に伝えていきたいです。
そして、全米オープンはまだ始まったばかりなので、
トッププロのプレーを満喫しましょう^^
では!
スリー