全仏オープンを見て感じたこと | テニス上達の近道

テニス上達の近道

「テニスが上手くなりたい」と思った方のための上達法コンテンツを公開しています。

最近、昔の選手のプレーを見ているのですが、
今と比べると、随分プレースタイルや打ち方が変わりました。


自分が学生だった2000年頃のテニスも、
今となっては「昔のテニス」となり、
現在の学生とはプレーがまったく異なります。


そう考えると、
テニスは進化や変化が激しいスポーツですね。



ちなみに、私が大学を卒業して、
現役のテニスを終えたあたりからフェデラー選手が出てきて、
そのあとにナダル選手やジョコビッチ選手、マレー選手が
台頭してきました。


この4人の選手が「ビッグ4時代」を席巻して、
ついこないだまで、グランドスラムはこの4人の
誰かが優勝するという時期が続いていたのです。


だけど、
年齢や怪我などの影響もあって、
フェデラー選手が引退したことを皮切りに、
他の3選手も徐々に勝てなくなってきました。


そして、今年最初のグランドスラムである
全豪オープンはシナー選手が優勝しましたし、
先日の全仏オープンはアルカラス選手が頂点を取りました。



去年までは4大大会の過半数をビッグ4の選手が
優勝していましたが、今年はついにその記録も途絶えたので、
いよいよ世代交代が結果として現れてきたのでしょう。



振り返ると、グランドスラムの過半数を
ビッグ4の選手が優勝しているのは2004年からなので、
20年間、この現象が続いていたと思うと恐ろしい記録です。


だけど、人はこの絶対的な強さに憧れを持つので、
ビッグ4の選手たちは相当テニス界に貢献したのではないでしょうか。



私もこの20年間テニスコーチをしてきたので、
生徒さんをパッと見たら、フェデラー選手やナダル選手を
真似た見た目やプレーをしている方を何人も見てきました。


そういう時代の終わりを感じるのは少し寂しいですが、
常に時は流れていくものです。



今後はアルカラス選手とシナー選手を筆頭に、
ビッグ4時代のようなテニス界を代表する選手が
次の時代を牽引してくれるのかもしれません。


そして、できればその中に日本人選手が加われば、
日本のテニス界は盛り上がるはずです。



そのためにも、私たちのようなテニスコーチが
もっとテニスの魅力や素晴らしさを色んな方に届ける必要がありますし、
それだけの価値をこのスポーツは持っていると信じています。


だから、この記事を読んでくださっているあなたも、
一緒にテニスの魅力や素晴らしさを周りに発信していただければ嬉しいです。



結局、テニスが日本で盛り上がらないと、
道具を作っているメーカーもラケットなどの販売や開発に
力を入れなくなるので、国内におけるテニスの発展は
どんどん遅れていきます。


そうならないためにも、
まずは私たちがテニスを楽しみながらも、
ほんの少しでもいいので「テニスを広める意識」
持っておくことが大事なのかもしれません。


この「自分の大切なものを自分で守る」という
気持ちが今後は大切になってくると思いますので、
一緒にテニスの魅力や素晴らしさを広めていきましょうね^^


では!

 

 

スリー