やってみないと分からないことばかり | テニス上達 最短の道 ~現役プロコーチが誰も教えてくれない“秘訣”をお伝えします~

テニス上達 最短の道 ~現役プロコーチが誰も教えてくれない“秘訣”をお伝えします~

JPTA認定プロコーチがテニス上達法をこっそり堂々公開します!月8,000円~10,000円のレッスン料が浮くかも(笑) 質問も受け付けているので、わからないことがありましたらお気軽にどーぞ!

今回は試合に積極的に出場されている
読者さんから報告をいただいたので紹介します。


この方は以前私のプライベートレッスンを受講された方ですが、
そのときに「試合に勝ちたいのなら、試合にたくさん出ましょう」
というアドバイスをさせていただきました。


すると、本当に積極的に試合にエントリーされて、
色んな経験をされています。


私は20年以上テニスコーチをしていましたが、
結局上達が早い人はこのように行動力のある方です。



今回はそんな行動された方の
経験談をシェアしますね^^


--------------ここから---------------

■お名前(ニックネーム可)(フリー01): Y
■性別(フリー02): 女性
■年代(フリー03): 51~55歳
■テニス歴(フリー04): 約15年
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): その他
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): どちらも
■お問い合わせ内容(フリー08): 報告
■内容を教えてください。(フリー09): 


【Yさんのご報告】


今日参加した女子初中級シングルスの
草トーのご報告です。


1ポイント1ポイントに集中することと、
自分ができることに集中することを課題とし、
勝敗にはこだわらないことにしていました。


課題設定に対して点をつけるとすれは、
70点というところです。


起こしたミスとか、
スコアとかに心がもっていかれそうな時もありましたが、
その度向き合って、1ポイント1ポイントと自分に
言い聞かせることができたのは収穫でした。


足りない30点は最後の最後で少し心が乱れたことです。


最後の試合ジュニア相手で、2-5までもっていかれた後、
5-5に追いついて最後タイブレーク。


マッチポイントもありましたが最後8-10でした。


最後の方で、ボールが外に出てしまい、
状況からボール1個でやりましょうか?


とこちらから声かけして続けたのですが、ボール1個になって
わたしはリズムが狂って集中力が乱れたのに対して、
相手の子はむしろ集中力があがり、苦しんでいた
ファーストをしっかり入れてきました。


これが、マイナス30点です。


でも、全体的には頑張りました。


サーブはしっかり武器になってました。


ストロークは、短くなったボールを前に入って打つとき、
打ちすぎて長くてなることが多かったです。


普段の練習なら落ちてベースラインに収まるはずが、
試合になると、力が入りすぎてスイングが鈍くなり、
回転がかかりきってないのだろうと思いました。


力入りすぎることを前提に、普段の練習でギリギリを狙わず、
もう少し内側に入れることも必要かと思いました。


ちなみには勝敗は1勝2敗でした。


ですが、勝敗関係なく、
メンタル、技術面、戦略面で得るものの多い1日でした。


コーチがおっしゃるように
試合の経験は本当に大切だと思いました。


やってみないとわからないことばかりですね。


と言いながら、エントリーしていたテニス協会の女ダブの試合に
またしても抽選漏れしてしまいました。


残念ですが、
これからも積極的に試合に出たいと思います。


長くなりましたが、ご報告です。


--------------ここまで---------------

【スリーの回答】

--------------ここから---------------


Yさん

ご報告ありがとうございます!
スリーです^^


やはり試合は色んな学びがありますね。


タイブレークの戦いは、
まさに試合だからこそ起こったことだと思います。

  
でも、そういう状況で勝利をもぎ取る戦いが試合でもあるので、
「また同じ状況になったらどうすれば勝てるのか」という問いを
練習に取り入れて取り組んでください。


そうやって考えながら練習するだけでも、
かなり練習の質は高まりますよ!


ただ、今回のご報告を読んで一番感じたことは
「最初から最後まで課題と向き合ってプレーされている」です。


試合になると、どうしても試合前に挙げた課題が
頭から飛んでしまいがちですが、Yさんは試合後も
課題に対しての振り返りをしっかりされています。


そのような姿勢の方はそれをやり続けることで、
着実に力を付けることができます。


なので、これからも取り組むことに課題を課して、
一味違うテニスを楽しみましょう^^


スリー


--------------ここまで---------------


---------------まとめ----------------


ちなみに、自分が一番上達したのは大学時代ですが、
その一番の要因は練習になると異常に上手な同期がいたからです。



そのテニスを試合で出来たら相当上まで行けると思えるほど
同期は練習では強かったので、その相手と毎日打ち合える
自分は恵まれていました。


決して、自分の大学は強豪校ではありませんでしたが、
強豪校の選手と毎日練習しているイメージです。


ただ、当時から疑問だったのが、なぜ彼は練習では強いのに、
試合になるとその力を発揮することができないのかという疑問を
私は常に持っていました。



きっと、
本人は試合と思って練習していなかったのでしょう。


反対に、私は試合と思って練習していたので、
常に強豪校の選手と試合ができている感覚でしたよ。


なので、戦績は常に私の方が上でした。


そう考えると、
練習と試合は別物なんだと改めて思います。



だけと、
引退間際でその同期が徐々に試合で勝てるようになってきました。


そこで、本人になぜ勝てるようになったのかを聞いたことがあったのです。


すると、
「練習と思って試合に挑んでいる」と言っていましたよ。


私は「試合と思って練習した方がいい」と彼にアドバイスしていましたが、
まさかの逆転の発想に驚きました。


しかし、彼はそこから試合で輝き出したので、
それが本人にとってのメンタルコントロールだったのでしょう。


そう考えると、
試合での自分の力を発揮する方法は人それぞれですが、
その答えは試合に出ないと分かりません。



だからもし、あなたに何かしらの目標があるのなら、
準備期間をほどほどにして、すぐにでもその舞台に立ってください。



結果を出すという意味では、
それが一番の近道ですよ^^


では!

 

 

スリー