ストロークのような、一度ボールが地面に
バウンドして打つショットって難しいですよね。
それを成功させるには色んな要素が必要です。
今回はそんなストロークの
スキルアップについてお話ししています。
まずはこちらの質問からご覧ください。
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■お名前(ニックネーム可)(フリー01): Y
■性別(フリー02): 女性
■年代(フリー03): 41~45歳
■内容を教えてください。(フリー09):
【Yさんのご質問】
ご無沙汰しております。Yです。
いつも、ためになる情報ありがとうございます。
なかなかレッスンに通うのが精一杯で
他の時間をテニスのために割くことができませんが、
時間を作って上達できるよう取り組んでいきたいです。
相変わらずバックハンドは打点が上手く取れないのですが、
目下の問題はボレーです。
ラケットに当たる瞬間にボールを見られないのが
一番の問題なのだとは思うのですが。
5ストローク全てに共通する事だとは思うのですが、
ボールを見る意識づけ、きちんと見るためには
どの様にすればよいのかが悩みです。
インフルエンザが猛威を振るっています、
スリーコーチも時節柄どうぞご自愛くださいませ。
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【スリーの回答】
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Yさん
こちらこそいつもありがとうございます!
何かと忙しいと思いますが
これからも時間ができたときは短時間集中で取り組んでくださいね。
そして打つ瞬間のボールを見ることについてですが、
まず状態が高いと目線と打点に高低差が生まれます。
なので、
できるだけ目線と打点に高低差が生まれない構えを
探していきましょう。
多くの方は重心が高くなってしまい、
上からボールを見下ろすように打っています。
この部分については、股関節から重心を落とし、
自分にとってボールが見やすい高さを探すしかありません。
あとはバウンドした上がりっぱなを打つライジングショットを取り入れると
ボールを見る意識が高まるので、まずはショートラリーから導入してみてくださいね!
Yさんもお体には気を付けて、
これからも楽しくテニスをプレーしてくださいね^^
では!
スリー
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---------------まとめ----------------
テニスは飛んでくるボールを打ち返すスポーツなので、
どのようにボールを見るのかがかなり重要です。
実際低い弾道のボールや高く跳ね上がったボールを
打つのって難しいですよね。
これは「打ちにくい打点」という理由もありますが、
「ボールが見にくい」という理由も大きいです。
人間は目で認識していないものを
コントロールするのが苦手です。
だから、できるだけ「打点と目線」が近い方が
力を入れやすいし、コントロールもしやすいのです。
ちなみに
硬式のボールはバウンドしたら高く弾みます。
でも力が入りやすい打点は腰の高さです。
そう考えると、力が入りやすくてボールが見やすい状態を作るには、
ボールが高く弾む前に腰の高さくらいでボールを捉える必要があります。
なので、
できればバウンドしたボールの上がりっぱなを打つ
「ライジングショット」をお勧めします。
ライジングショットは難しい技術のひとつとされていますが、
「打点と目線」の関係と、高く弾む硬式ボールの特性を考えたら
理想的なテクニックだと思います。
仮にすぐ習得できなくても、
ライジングショットにトライしようとするだけで、
バウンドしたボールの上がりっぱなを打つために、
自然と重心は低くなります。
それにバウンドに合わせにいくため、
足を細かく動かす必要も出てきます。
そして何より、
ボールをしっかり見ようという意識が強まりますよ。
つまり、難しいことを考えなくても、
ライジングにトライするだけで色んなスキルが磨かれますので、
ぜひまずはショートラリーなどの簡単な状態から少しずつ挑戦してくださいね。
今回お伝えした「打点と目線」と「ライジングショット」は
ストロークをスキルアップさせるには大事な要素なのです^^
では!
スリー