誰でも簡単にできるテニスに必要な呼吸法 | テニス上達の近道

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「テニスが上手くなりたい」と思った方のための上達法コンテンツを公開しています。


スポーツは技術を磨くことだけがすべてではありません。


体の機能を発揮するための努力も必要です。


そこで今回は「呼吸法」について触れていますので、
まずはこちらの質問からご覧ください。


内容は非常にシンプルですよ!


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■お名前(ニックネーム可)(フリー01): T
■性別(フリー02): 男性
■お問い合せ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09): 


【Tさんのご質問】


スリーコーチ

いつもお世話になっております。


練習試合にはなりますが、市民大会シングルスA級で
何度も優勝されている方にやっと勝てるようになってきました。


ベースラインからでも積極的に打ち込んでくる攻撃的ベースライナーで、
試合をつくるのが非常にうまい方です。この方に勝つことを昨年から
目標にしていたこともあり、幸先のいい2017年のスタートになりました。


勝因は、積極的に長いラリーを楽しむようになり、
フォアの打ち合いに勝ったこと、バックのダウンザラインの精度が上がったこと、
押し込まれてもセンター深く返すことでニュートラルなポジションに戻すことができたこと、
スピードのあるスライスサーブでサービスゲームを優位に展開できたことにあります。


ストロークで打ち勝ったことで主導権を握ることができ、
ドロップショットやショートアングルにも落ち着いて
対応することができました。


ご報告したかったことは、
「呼吸についての気づき」があったことです。


具体的には、相手がインパクトした瞬間に
「フッ」と強く息を吐きスプリットステップをし、
自分のインパクトした瞬間にも「フッ」と強く息を吐きます。


相手と呼吸をあわせることで、かなり予測の精度が高まり、
1歩目が速くなりました。


自分自身の集中力を維持する効果もあるのですが、
しっかりと呼吸することができるようになったからなのか、
疲れにくくなってきました。


コメントいただけると嬉しいです。
今後ともよろしくお願いいたします。


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【スリーの回答】

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Tさん

メールありがとうございます!
スリーです^^


市民大会のA級優勝者に勝つなんてすごいですね。


ちゃんと勝因も分析されているので、
良かった点を重点的に強化されると
もっと強くなれますよ!


プレースタイル、展開、武器、チェンジオブペース・・


かなり具体的に自己分析されていると思います。


そしてご質問の呼吸法についてですが、
テニスには必要なエッセンスです。

【過去の呼吸法について触れた記事】


呼吸でタイミングを取ったりしますし、
呼吸で脱力したりします。


特に、息を吐いたときに筋肉は緩むので、
体の機能を発揮しやすくなります。



また、呼吸することによって
酸素を取り入れることができるので、
コンディションを保つことにもつながります。



元フェデ杯の監督で、伊達公子選手のコーチでもあった
小浦コーチのセミナーでも呼吸の重要性について触れていました。

【小浦監督について触れている記事】


その部分の重要性に気付かれたのは
本当に大きなことなので今後のテニスにも活かしてくださいね^^


では!


スリー


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---------------まとめ----------------


私自身も息を吐いてショットを打った方が
いいボールを打つことができます。



プロが声を出しながら打つシーンを見たことが思いますが、
声を出すことによって息を吐く効果があるからです。



でも、緊張する試合になると、
あまり声を出して打てなかったりします。


ある程度試合が進んで緊張がほぐれてきてから
やっと声が出る感じですね。


なので、
ジュニアのレッスンではあえて声を出しながら
ショットを打つ練習を取り入れたりします。


最初は打った回数を声に出して打つだけでも構いません。


「1、2、3!」みたいに数をかぞえるだけです。


そうやって声を出しながら打つことを続けていると、
段々自然な呼吸法が身に付きます。



これは大人の方のレッスンではあまり行いませんが、
ひとりでも簡単に実践できるので、ぜひ取り入れてみてください。


打つ回数を口にしているだけなので、
周りの人から変だと思われることはありません。


反対によくないのが息を止めて打つことです。


つい力んで打つ瞬間息を止めてしまいがちです。


ちなみに
あなたは打つ瞬間息を吐いていますか?


それとも息を止めていますか?


もし息を止めながら打っているのなら、
まずは打った回数などを声に出すことから始めてくださいね^^
 
 
では!
 
 
スリー