ここ最近の記事では「どうすれば勝てるのか」
という試合ベースの内容を書いてきました。
なぜなら、
本来テニスというスポーツの本質は
「相手からポイントを奪う球技」だからです。
速いサービスや強力なストロークを打つことも
当然大切ですが、それらを使って相手からポイントを
奪うことがテニスの醍醐味なのです。
速いサービスやストロークを打ってくる相手に対して、
必ず同じくらいの速度で打ち返す必要はありません。
返せないのであれば、
面を作って「ポーン」とロブで返球してもいいのです。
せっかく全力でサービスを打ったのに、
あっさり返されたら相手もショックなはずです。
そういう視点でプレーができれば
テニスは結構簡単なスポーツだったりします。
それらを踏まえて技術的なことに取り組んでいただければ
もっとテニスが楽しくなると思いますよ。
今回は実際に体の使い方における
「テニスの本質」という視点に気付かれた方から
メールをいただきましたのでご紹介します。
本質を知ることができればすべてが変わりますよ!
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■名前: T
■性別(フリー01): 男性
■年代(フリー02): 41~45歳
■テニス歴(フリー03): 20年
■スリーに一言(フリー05):
【Tさんのご感想】
いつも拝見させていただいております。
大変興味深い記事、ありがとうございます。
その中でも特に、
「本質を知る」ということに深く共感しました。
自分の練習を思い返してみると、今日はうまく打てていても、
次は全然だめになったということは、今までたびたびありました。
体の中のどの筋肉・関節がどう動いているかを正しく知って、
自分がどう打っているかを自分で説明できるようになりたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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【スリーの回答】
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Tさん
こんばんは!
スリーです^^
この度は嬉しいコメントもいただき
ありがとうございます!
私として「テニスの本質に迫ることがテニスの楽しさを見出す」と
考えておりますので、これからも「本質を知る」の精神を大切にして
情報配信していきます。
正しい体の使い方が分かれば全てが変わっていきますので、
『機能分析』の視点によるテニス上達法を楽しんでくださいね!
実際に多くの読者さんが大きく上達して、
今までになかったテニスの楽しみ方をされていますよ^^
それでは今後共よろしくお願いします!
では!
スリー
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---------------まとめ----------------
先日、選手コースのレッスン代行に入りました。
そこに所属している子たちのほとんどが
以前私がレッスンで担当していたジュニアばかりなので
懐かしい気持ちと、成長している喜びにテンションが上がりましたよ^^
ひとりひとりに
「上手になったな~」と声を掛けたら嬉しそうな顔をしてくれて、
汗だくになりながらも努力している彼らにもっと上手くなってほしいと
心から思いました。
ちなみに
私がジュニアの子たちにいつも伝えていることは、
「人とは違う努力をすること」
「周りの人に感謝すること」
そして、人と関わっているのだから、
「相手の目を見て挨拶ができるようになること」。
私の中にある『ジュニアレッスンの本質』はこの3つです。
テニスは人と関わるスポーツなので、
自分よがりになっていては試合に勝てません。
だから、
ジュニアのときから耳にタコができるくらい
まずは「挨拶ができること」に重点を置きます。
この大切さに気付いた子から上達していきますし、
それまでかなり時間が掛かります。
また、
大人の実戦クラスの方には
「考えたら勝てる」の『考えるの質を高めること』が
浸透することを目指しています。
正直、ある程度の技術があれば
考えたら勝てる相手がほとんどです。
難しく考えるのではなく、
相手も同じ人間なんだと思ったら、
得意も弱点も傾向も思考も持っています。
こうやって書き出したら、ジュニアも大人も関係なく、
「相手の存在を認識すること」が大事ですね。
私はこの「相手」というキーワードに
テニスの本質が隠されていると信じているのでしょう^^
では!
スリー