テニスをしていて、一番怪我の原因となるのは
「補正動作」だと私は考えています。
補正動作とは、本来行うべき体の使い方に対して、
足りない動作を自然に補うことです。
変な打ち方なのに強いボールを打てる人は、
この補正動作によってラケットを振っているのです。
それは体が勝手に行いたいことを
助けてくれるので、いい面でもありますが、
「怪我の元」という悪い面もあります。
補正動作はあくまでも補っているだけなので、
それを続けていると、負担が蓄積します。
例えば、
テニスをしていて腰が痛くなるのなら、
補正動作によって、必要以上に腰を使っている
可能性もあります。
理想は補正動作に頼らずに
体全体を効率良く使うことです。
今回はそんな怪我と正しい体の使い方についてのお話です。
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【おはぎさんのご質問】
テニス仲間の友人がサーブやバックハンドを打つときに
腰が痛いと言っているのですが、腰に負担がかかる
フォームになっているというとでしょうか?
また、
痛みの感じ方、腰の部位によって改善の仕方も
かわってくるのでしょうか?
すいません、質問ばかりで。
もしも具体的な対処方があるのでしたら、
教えてもらえませんか。
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【スリーの回答】
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おはぎさん
ご質問ありがとうございます!
スリーです^^
ショットを打つ際の腰痛についてですね。
実際打っているところを見ていないので
原因はわかりませんが、打ち方が悪いとどこかに
負担がかかるということはあります。
サーブやバックハンドを打つときに腰が痛いということは
多分、打ち方に問題があるのだと思います。
変に体を捻ったり、
バランスが悪いと腰を痛めやすいです。
また、腰は色んな疲労が集まりやすい部分でもあるので
入念なウォーミングアップと、運動後のクールダウンが必要ですね。
なので、
私が普段お伝えしている『機能分析』による正しい体の使い方や、
「ダイナミックストレッチ」などを伝えてあげてくださいね^^
では!
スリー
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---------------まとめ----------------
最近、
レッスンで特にお伝えしていることがあります。
それは、
「ダイナミックな動き」と「コンパクトなラケットの使い方」
のバランスです。
膝の曲げ伸ばしを使ったり、体を捻ったり、
腕をしならせる動作はすべてダイナミックな動きですよね。
でも、ダイナミックな動きでラケットを振ると、
スイング速度は上がりますが、面がどこを向いているのかが
分からなくなったり、体に負担が掛かってきます。
だから、
自分で面の向きをコントロールできる範囲での
ダイナミックな体の使い方を推奨しています。
そのためには
コンパクトなラケットの使い方を
先に習得しておく必要があります。
ラケットを上手にしならせてスイングしたら、
ボールは簡単に飛んでくれます。
そこにダイナミックな動きをプラスすることによって
ラケットのしなりが大きくなって、信じられないような
ショットが打てるようになるのです。
この原理を理解せずに、ただ体を大きく使うだけだと、
ダイナミックな動きだけでボールを飛ばそうとしてしまいます。
その考え方がミスや怪我の原因なので、
「ダイナミックな動き」だけではなく
「コンパクトなラケットの使い方」も
同じくらい意識して練習しましょう。
ちなみに
コンパクトなラケットの使い方は
8月10日(水)で販売終了することになった
『テニス進化論4.5』で学ぶことができます。
もし、自分の中にコンパクトなラケットの使い方の概念がないのなら、
ぜひこの機会に学んでくださいね。
ぜひこの機会に学んでくださいね。
当然、運動連鎖などのダイナミックな動きも
お伝えしていますので、必要なことは全部詰め込んでいますよ^^
では!
スリー