全豪オープンの準々決勝に進出した錦織選手でしたが、
前回優勝したジョコビッチ選手に0-3で負けてしまいました。
2014年の全米オープン準決勝で勝利してからは
なかなか勝てなくなりましたね。
特に、
ここ最近は錦織選手のテニスができないまま
負けてしまう試合が多くなってきました。
これまでの相手だったら入っていたショットが、
なぜかジョコビッチ選手だと入りません。
やはり世界王者のオーラはとてつもないもので、
自分のテニスをさせてくれないくらいの威圧感が
あるのだと思います。
ただ、
他の選手がジョコビッチ選手に挑んでいる試合を見ていると、
どうやら威圧感以外の力も働いているように感じます。
ジョコビッチ選手に敗れた選手がインタビューで答えている
コメントを聞いている限りだと、この要因が大きいのでしょう。
それは、
「ショットの質」です。
こちらがどれだけ攻めに行きたくても
ジョコビッチ選手のショットはコースもいいし、
深くて重いそうです。
なので、
強引に攻めたらミスになるので、
なかなか自分のペースに持ち込めないようです。
確かにジョコビッチ選手の試合を見ていたら、
ほとんどのボールに対して後ろに入れていますし、
しっかり足を踏み込んで打てています。
ジョコビッチ選手のフットワークに関しては、
ハードコートでも足をスライドさせて打つ
ディフェンスに目が行きがちです。
だけど、
本当は攻めでも守りでもないニュートラルショットを
打つときのフットワークが、あまりにも基本に忠実なのです。
「相手のショットを予測してボールの後ろに入る」
この能力が高すぎるから、
ジョコビッチ選手の何がすごいのかがわかりにくいのですが、
こういう地味な部分が他の選手より圧倒的に上なのです。
だから派手さのないプレーなので、
あまりジョコビッチ選手を真似する人は少ないように感じます。
しかし、
本当に強くなりたいのなら、
打ち方よりもプレーの土台を作るフットワークを
参考にした方が効果が高いです。
もしジョコビッチ選手の試合を観る機会があれば、
彼の上半身を手で隠して、足だけを見てください。
恐ろしいほどのフットワークで
ボールを追いかけているのがわかりますから^^
では!
スリー