私は日本人選手が世界でなかなか勝てないのは
ほんの少しの「硬さ」が原因だと考えています。
日本人選手のテニスは非常にきれいなフォームで、
正確に打ちます。
だけど、
ここぞというときに押し切られることが多いのです。
そんなときにさらりと交わす柔軟性があればと
いつも思っていました。
今回はそんな神経系にまつわるお話です。
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■性別(フリー01): 男性
■年代(フリー02): 41~45歳
■今一番テニスで悩まれていること(フリー03):
【ご質問】
子供のテニスをサポートしてる親です。
レベルは全国にかかるかかからない程度です。
中学に入り、成長期を迎えております。
バイメカ、機能分析等 普段から体の使い方に
重点をおいての指導、サポートをしてます。
今一番悩んでる事は、筋肉の硬化についてです。
普段からストレッチ等のケアを念入りにやっておりますが、
やってもやっても成長期なのか追いつかないのです。
(5年生頃までは非常に柔軟性はありました)
怪我対策、可動域確保の為、
今後もケアについて徹底していかなければ、
競技から戦線離脱となることは目に見えております。
実際他のジュニアもいろいろ怪我で悩まれておられます。
ストレッチ以外で筋肉を緩める手段として
本当に効果的な方法はないのでしょうか?
又骨の成長が落ち着くまではできるだけ
余分な筋肉は付けない方が良いのでしょうか?
(練習してれば勝手についてしまいます)
ピラティスの様に筋肉を動かし直ぐストレッチを
かけるといった具合にオフコートでのトレーニングは可能ですが、
オンコートで実際のテニスの動きは常に最大可動域ではなく、
ストレッチをかけながら?等不可能です。
また現在のコーチは理学療法やバイメカの知識は全くなく
(以前のコーチは知識は持っておられました)、
家庭でケアするしか方法が無いのです。
どういった方法が一番筋肉のケアとして
理想的なのか悩んでおります。
■スリーに一言(フリー04):
スリーさん
いつも楽しく拝見させてもらってます。
素敵な活動だと思っております。
今後も世の為人の為w 悩めるテニスプレイヤーの為!
頑張ってください^^
応援しております!^^
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【スリーの回答】
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こんばんは!
スリーです^^
確かに成長期では色んな体の変化とともに
ケガをしやすくなりますね。
生理学的には思春期が終わるまでは
激しい筋力トレーニングは控えた方がいいと言われているので
プレーの中で鍛えられていくことが理想です。
ちなみに
私の考える成長期での体の作り方は
色んなスポーツをすることです。
本格的に行うことはありませんが、
遊び程度で楽しみながら行うのはいいですよ。
様々な身のこなし、
バランスなどの発達にもつながります。
全身の筋肉と関節をフルに使って行う
変化に富んだ運動課題に取り込むイメージです。
ぜひうまくサポートしてあげてくださいね^^
では!
スリー
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---------------まとめ----------------
これは私の経験談なのですが、
高校時代にテニスメンバーで
バスケットボールをしました。
時間があったので、みんなで遊び程度で
ワイワイ楽しみながらやっていました。
そこである発見をしたのです。
それは、テニスは上手な友人が
バスケットは苦手だったことにです。
なぜかそれが不思議に感じたのですが、
数年後、同じことが自分にも襲ってきました。
これまでできていた他競技が
できなくなっているのです。
自分でいうのも何ですが、
体育の成績はいつも一番上の評価でした。
サッカーや、バスケットボール、ハンドボール、
バレーボール、野球、・・・
大抵の球技はそつなくこなせました。
でも
テニス漬けになってからは
段々他の球技が苦手になっていったのです。
「こんなはずじゃないのに・・」
だけど、気持ちとは裏腹で、
体は硬くて思っているように動かないのです。
何となくですが、テニスばかりやりすぎて、
それ以外の動作ができなくなってしまったようでした。
多分、他の競技で使う筋肉も使えれば、
もっと上手になれたと思います。
テニス部の上手だった子も今思えば、
少々「テニスロボット」みたいなところがあって、
フォームは非常にきれいなのですが、動きは硬かったです。
人間は教わったことだけをインプットするのではなく、
日頃の色んな経験を糧にする能力も持っています。
体の使い方だって、
テニス以外から色んな動作を学べます。
これはジュニアに限らず、
大人の方にも言えることなので、
色んなことを取り入れて、幅広いプレーができるよう
自分のできる範囲で色々挑戦してくださいね^^
では!
スリー
では!
スリー