今回の目玉特典で対談した
同じスクールのテニスコーチである
Iコーチとシングルスの試合をしました。
もうすでに特典音声の
『I&THREE』をお聞きになった方は
『I&THREE』をお聞きになった方は
お分かりだと思いますが、Iコーチはかなりの戦術家です。
普段は癒し系でのんびりしているタイプですが
コートに立つと、人が変わったかのようなテニスを
してきます。
急にテンポを上げてきたり、
知らぬ間にネットに出てきたり
細かなフェイントを入れてきたりで
対戦相手としてはかなり大変です。
「普段のマイペースな感じは一体どこにいったんだと!」
と、少し怒りながら私はいつも戦っています(笑)
結果は3-6、6-2で時間切れになりました。
正直、ファイナルセットまでやっていたら
かなり走らされた私は倒れていたかもしれません^^;
とりあえずIコーチは前後左右にやたらと振ってきます。
しかもボールがかなり深いので、
こちらがなかなか主導権を握れません。
特に
第1セットは錦織選手とフェデラー選手の
ツアーファイナルに感化されて、やたらと
強打してきたので、Iコーチの勢いに押されて
あっという間にセットを落としてしまいました。
どこからでもエースを取ってくるので
体が温まる前に何もできないまま
終わってしまったのです。
でも
第2セットは私もIコーチの強打を利用して
無理せずに返していたら、段々バランスを崩して
ミスをしてくれるようになりました。
やはり、
人は絶好調がいつもでも続くわけではないのです。
一度歯車が狂ってしまえば、
あとはこちらが一気に主導権を握れます。
そこからはポンポンとゲームを取って、
5ー2まで追い詰めました。
そうなると、
Iコーチも強打ではなく粘りのテニスをしてきます。
それに応戦して、
私も粘って1ポイントごとに
長いラリーが飛び交います。
これが本当にしんどくて、
1ポイントごとに30回くらいラリーが
続いていました。
試合はナイターレッスン終わりやっていたので
何をいい年した2人がこんなしんどい戦いを夜に
やっているんだと思いました^^;
私は普段だと
練習の試合ではそこまで勝ちにこだわらないのですが
前回5ー2から逆転されてIコーチに負けていました。
なので
同じ5ー2になったときはかなり気持ちを引き締めて
「どんなテニスをしてでもこのゲームを取る」という
勝ちへのこだわりを持って挑みました。
それが功を奏して6ー2でセットが取れたので
すごく満足しています。
しかも、
この試合を通じて学んだこともできました。
最近よく耳にする言葉かもしれませんが、
「ギアを上げる」という発想です。
Iコーチはいきなりギア全開で第1セットを
取りにきました。
逆に私はまったくギアが上がらずに
第1セットを簡単に落としました。
でも
それに疲れたのかIコーチは第2セットで
ギアが上がらずに第2セットを落としました。
私は最後のゲームでギアを上げて
セットを奪取しました。
きっとファイナルセットをやっていたら
うまくギアの切り替えれた方が勝っていたと
思います。
だけど私としては、
第1、2セットの地点でギアの上げどころを
もう少しうまくできていたら、ストレートで
勝てていたかもという気持ちになりました。
もしかしたらIコーチも同じことを
思っているかもしれません。
簡単にいうと力のペース配分です。
どこが大事で、どこは失ってもいいかという
見極めができれば、もっと簡単に勝ちをたぐり寄せる
ことができるというのが感想です。
そのためにも
「全部のポイントを取らなきゃ」という気持ちは
捨てなければなりませんね。
すべてのポイントに全力で挑む必要はありますが、
全部のポイントが取れるわけではありません。
だったら
ポイントばかりに気を取られるのではなく、
勝つためにはどうすればいいのかを考えるべき
なのです。
ひとつのミスを引きずったり、
ひとつの相手のエースにへこんだりせずに、
「最終的にどうすれば勝利することができるのか」
という視点でプレーするのです。
その視点で試合をしていたら
段々勝負どころが見えてきます。
そこでギアを上げてポイントが取れたら
本当の実力です。
結局、強い人ほど大事なポイントは
確実に取ってきます。
そう考えると、
普段から「このポイントは絶対に取る」と決めたときは、
自分の中のギアを上げて、実際にポイントを取る練習も
やらなければいけませんね。
ゲーム練習などで
「次のポイントは絶対に取ります!」と宣言して
プレーしたりするのは効果的ですよ。
ぜひ
自分の中のギアを上げて、ここぞというポイントを
取れるプレーヤーを目指してください。
そこから色んなことが見えてきたりしますよ^^
では!
スリー