今回は高校生の方から
質問をいただきました。
「自分の努力は正しいのか?」
誰もが不安になる悩みです。
音声特典で出てくるプロ選手も
「努力には正しい努力と、間違った努力がある」
そうおっしゃっていました。
私はそうならないように、
できるだけ正しい情報を配信しています。
今回は質問に対して、
ちょっと違う観点からお答えしています。
以前お話した
「経過分析」から「機能分析」です。
質問者さんは「経過分析」の観点から質問され、
私が「機能分析」の観点からお答えしています。
そういう目で読んでいただくと、
私が伝えたい本質が見えてくるかも
しれません。
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【USKさんからの質問】
USKです。
今日練習試合をやったのですが、
3回やって3回負けてしまいました。
周りの人で3敗している人はいません。
僕は今まで朝練やランニング等確実に
人一倍努力してきたはずなのに、
逆に差をつけられてしまっていました。
僕はこんなことでテニス部を辞めたいと
思ってしまいます。
すごくきつい練習に耐えてまで勝てない
テニスをするのは無駄じゃないかと思います。
勝つために変わるべきことは、
回転を掛けただけのフォアハンドから
相手に打ち負けない威力のあるフォアハンドに
することだと分かりました。
僕は体力が足りないのでランニングしています。
でも、
テニスを続けるにしてもこの改良をするためには
どうすればいいかは分かりません。
難しい相談ですが、お願いします。
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【スリーの回答】
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USKさん
ご質問ありがとうございます!
スリーです^^
なかなか試合に勝てないと
焦ってしまいますよね。
「この努力は正しいのか?」
私も昔、USKさんと同じことで
悩みました。
そこで
何かのヒントになるかもしれませんので、
私の高校時代についてお話しますね。
私は中学校まで卓球部で、高校に入って初めて
硬式テニスに出会いました。
当初はどのショットも打てなかったので、
とりあえずストロークでラリーができて、
アンダーサーブでもいいからダブルフォルトを
しないことが目標でした。
そんな中、
目立つ存在が中学校からの
硬式テニス経験者です。
彼らは3年間、
硬式テニスをじっくり練習してきているので、
上から当たり前みたいにサーブを打って、
速いボールでストロークを打ち合うのです。
そのころは正直天上人を見るようでした。
でも私は2年後の3年生の春には
部内戦で経験者を全員倒し、唯一
春の大阪大会の本戦に単複両方出場しました。
周りからは「なんでこんなに強くなったの?」と
聞かれましたが、その当時は正直私もなぜ試合に
勝てるようになったのかわかりませんでした。
しかし
後から振り返って、ひとつのターニングポイントを
思い出したのです。
あの経験があってから、
自分は急激に試合に勝てるようになったと。
それは
「実際に目標だった大阪大会の本戦を見に行った」
そこからです。
正直、本戦の試合を見て思ったことが、
「これで本戦に上がれるんだ」でした。
そんなに速いボールを打っている訳でも、
スーパーショットを連発している訳でもありません。
ただただ、
勝ちに向かって試合を進めているという
印象を受けたのを覚えています。
そこで私が手に入れたもの。
それは
試合の勝ち方です。
こういうときは攻めて、
こういうときは守る。
ここぞというときは勇気を出して
ネットに詰める。
気持ちが落ち込んできたら
ガッツポーズを大きめに取って
自分を奮い立たせる。
常に堂々とした振る舞いをする。
ポイントとポイントの間の取り方。
強い選手のしぐさ。
・・・
思い浮かべれば色んなことを
学べました。
当然打ち方も学んだと思いますが、
それ以上に戦い方を学んだと感じています。
大切なのはスピンや体力ではありません。
勝ち方です。
自分の勝ち方にどうしてもスピンや体力が必要だから
それらを練習するのです。
USKさんは順序がさかさまになっていませんか?
もし悩んでいるのなら、
自分が目標とするプレーを
自分の目で見てください。
私がよくDVDをオススメしているのは、
視覚的情報が一番その人に入りやすいからです。
メラビアンの法則をご存知ですか?
人は何か情報を得る際に、
視覚情報 55%
聴覚情報 38%
言語情報 7%
の比率でメッセージを受け止めるという
実験データから基づく法則があります。
私が高校時代をこうやって鮮明に振り返れるのも
やはり視覚情報だからです。
なので夏には色んな試合がそこら中で
行われているので、自分が出ない同世代の
試合を見に行ってください。
今の暗闇を抜け出すきっかけが
そこにはあるかもしれませんよ!
今を変える方法。
それは今まで行ってこなかった
「行動」でしかないと私は信じています。
頑張ってくださいね!
では^^
スリー
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私がお話した
「勝ち方」もレッスンやブログで
お伝えしています。
「打ち方」→「勝ち方」→「打ち方」→「勝ち方」→・・・
このサイクルが理想の上達順序です。
ただ、どうしても
「打ち方」→「打ち方」→「打ち方」→「打ち方」→・・・
こういうサイクルに
はまりやすくなってしまいます。
なぜなら
なかなか本質的な「勝ち方」を教えれる人が
いないからです。
そういう意味でもこのブログでは
本質的な「勝ち方」を紹介していますので
ぜひ参考にしてくださいね^^