今朝は午前4時53分から代々木公園でジョギング開始。早朝の気温は25℃、湿度84%で蒸し暑いです。東京では6月中としては7年ぶりの熱帯夜だそうです。

外周2.5kmコースを周回。
1周目 19分17秒
2周目 16分33秒
3周目 14分48秒
4周目 14分30秒
5周目 14分03秒
6周目 12分48秒

トータル15kmですトレーニング終了。
汗だくです💦

走る人走る人走る人走る人走る人


さて、代々木公園のような森林公園の周回コースをランニングする際に、GPSウォッチで周回ごとのラップを計測すると、距離が実際よりも短めに測定される傾向があるようです。

全てのメーカーのGPSウォッチで、その様な傾向があるのか確認した訳ではありませんが、私が使用しているGARMIN ForAthlete 220Jでは、ほぼ毎回100%その様な結果となります。 また、EPSONのウォッチ使用者に聞いたところ、やはり同じような傾向があるとのことです。

代々木公園の周回コースを年間に2000周以上走った経験では、走るスピードが増すほど誤差が大きくなることが分かっています。

そこで、某日の早朝に代々木公園内周1.154kmコースで走行速度を変えた走行実験を行なってみました。

先ずは非常にゆっくりと周回コースを歩いた場合を試してみました。走行速度は平均13分/km。1周目は幅5mほどの道路の内側に沿って、2周目は道路の外側に沿って歩きました。以下がGPSウォッチによって記録された走行軌跡です。計測された距離は2周で2.27kmでした。

実測値が2周で2.308kmですので、98.3%でした。軌跡を良く見ると、実際よりも道路のほんの少し内側を歩いたように認識されているようです。


続いて、少し速めのジョギングで同様に2周しました。速度は5分/kmです。GPSによる測定距離は2.15kmとなりました。実測に対して93.1%です。このぐらい誤差が大きくなると距離に対する信頼性が失われて来ます。
走行軌跡を見ると、道路よりもかなり内側を走ったように認識されていることが分かります。短くなる原因はここにあるようです。

GPS信号の受信は、おそらく走行速度に関わらず、一定の秒数間隔で行われていると思いますので、速度が上がると距離当たりの受信間隔は粗くなるのかと思います。精度が落ちる一因とはなり得ます。

しかし走行軌跡は、速度が上がっても滑らか曲線を描いているので、何らかのガーブフィッティング処理が行われているのではないかと推察します。しかしその辺はブラックボックスです。

スピードが上がると実際よりも周回コースの内側を走ったと認識されることが、距離が短めのとなる原因であることは間違い無いようですが、その原因までは、現状では掴めていない状況です。

ちなみに、スマートフォンiPhone7のGPSアプリで同じコースを13分/kmのゆっくりペースで歩いた時に記録された軌跡は以下のようになりました。


微妙に左右にブレながら歩いているような走行軌跡です。これは、左右のブレの誤差の平滑化処理を行なっていないためだと思います。結果としてブレブレがプラスに作用して、計測された距離は2.30kmと、ほぼ実測の100%に近いものとなっています。

やはりGARMINのウォッチの場合は、何らかの平滑化処理を行なっているのではないかと思います。

現状での分析はここまでです。
また新たな知見が得られましたらレポしたいと思います.....って、要らないですかね...(^^;