代々木公園がデング熱を媒介する蚊の問題で現在封鎖中のため、代替のジョギングコースとして、国立代々木競技場などを中心とした、1964年東京オリンピック関連施設周辺の歩道を回る、1周2.380kmのヘルスコースを連日利用中です。

このヘルスコースですが、非常にアップダウンが激しいのが特徴で、2.3kmのコースで、平坦な部分は1kmにも満たないのではないでしょうか。

今朝も夜明け前の4時55分から、このコースでジョギングを開始。薄暗い路をひたすら走っていると、周りの景色がフッと消えて、都市化される前の、この場所の原地形が頭の中に浮かんで来る瞬間がありました。

武蔵野台地の端っこで、河が削った谷から台地に駆け上がり、また次の谷に駆け下りる。こういった場所を毎朝走っていのです。

渋谷は、武蔵野台地の端部に位置して、台地を削る宇田川と渋谷川がY字型に合流する場所です。宇田川は、代々木八幡方面から東急ハンズ近くを通り、西武デパートのところにやってくる流。渋谷川は、山手線に沿って原宿方面から
やってくる流です。現在は両河川ともに暗渠になっていて姿は見えません。

ヘルスコースのスタート地点は、渋谷区役所の前ですが、ここはちょうど台地の端っこの高台に位置します。ここからヘルスコースは、渋谷川の谷に向かって駆け下ります。






河岸に降りる手前で引き返し、また台地に駆け上ります。代々木公園原宿門前で、台地の上に到達し、しばらくは国立代々木競技場横の台地の上を走ります。







そして織田フィールドのところで、宇田川の谷に向かって一気に駆け下ります。




宇田川の河岸についたら、しばらく河岸に沿って平坦な道を下流に進みます。NHK西門前を過ぎて、左に曲がり、今度はまた台地に駆け上がりスタート地点に戻ります。








ネットで関連情報を探していたら、面白いページがありました。

渋谷地形学
http://www.jia-shibuya.org/topog.html

渋谷の地形が、ビジュアル的に美しく表現されています。


そんなことで、今朝も、疲労抜きのジョギングでヘルスコースを4周ちょっとで10kmを走りました。

昨日の報道で、代々木公園の蚊の再調で、20か所中4か所で、デング熱ウイルスを保有した蚊が見つかったとのこと。公園の閉鎖は長引きそうですね。