「深夜食堂」第5話<バターライス>を観て
今回のクールでは余り感想を書きたいドラマがない。観ていて感動出来るような内容がほとんどない。
そんな中深夜の30分ドラマではあるが、この「深夜食堂」はとてもいい。特別な盛り上がりがある訳ではないが、シットリとした・何とも言えない味わいがある。
特に今回の「バターライス」は、出だしは少し嫌味な展開だった。だが途中から中に引き込まれていき、最後には涙が止まらなかった。
<流しの五郎さんとバターライス>そして嫌味な料理評論家とのアンバランスな展開だが、それが絶妙な流れになっている。
本物の流しの歌も久しぶりに聴く事が出来た。普通の歌手には到底まねの出来ない歌い方で、聴いている者の心を揺さぶる。
そして最後に<バターライス>に関わる意外なエピソード、本当に心温まるいいドラマだった。
お金を掛けなくても、時間がたっぷりなくても、良いドラマは出来る。正にこのドラマは傑作だ。ほかのドラマの製作者にも是非参考にして欲しいものだ。話題の有名俳優を使い、大物ゲストを登場させ、制作費もふんだんに掛けて、それで駄作を排出する。今回のクールもそんなドラマのオンパレードだ。
でも一つでもこんなドラマがあると非常に嬉しい。このドラマは出来るだけ長く続けて欲しいと思う。