「新建築ウォッチング 2003-04」
ITバブルは2000年にはじけたが、そのころ計画された建築物が2003年から04年にかけて東京に続々と出現してきた。そのパワーは、摩天楼が作られた1930年代のニューヨークに匹敵する勢いがあった。その勢いを一冊にまとめた本です。
確かに、面白い形の建築物がどんどん出てきた時期ですね。賛否ありますが、中でも強烈な印象をうけたのは、電通の汐留本社ビルです。ユリカモメの線路のほうに向かって、刀の切っ先をギラリとむけるすごい建築ですね。
汐留めには、それ以外にも多くの建築物がでてきてすごかった。そのバラバラになる空間に統一感を待たせるのが、ここの建築物ではなく、それらをつなぐコンコース(地下広場)の建築デザインである、ということに驚かされました。ある意味、注目度は低いためおざなりにされそうな、連絡通路の空間に、統一デザインを施すことで、汐留めをひとつの空間に、演出しているのですね。
なかなか建物は中に入れてもられないので、外観を遠くから楽しむしかないのですが、カフェがあったら多少高くても、そこに停泊した気分になって建物を感じよう、という筆者のある意味での内側からの建築ウォッチングの手法も、なかなかよさそうです。
知らなかった建築物も多く、時間を作ってウォッチングしたい気分になりました。
改めて気づくと、首都圏開発で幕張地区は、はしごをはずされちゃったような気がします。重心は東京に戻り、どんどん東京は再開発されて、さらにさらに突き進んでいくようです。(千葉はどうなる。。。。)
