今年の24時間テレビのチャリティーランナーが
はるな愛らしい。
はるな愛と聞いて、一つ思い出した話がある。
その日はバイト先での理科の授業。
内容は「動物とヒトのからだ」、いわゆる保健体育の内容である。
多感な小学生相手に、陰茎とか子宮とかって
授業するわけだから結構こっちが身構えてしまう。
授業が始まり、できるだけいつもと同じようにやる。
お盛んな男子たちは、顔を赤らめたり、妙にハイテンションになものの
まぁ何とか乗り切れそうだ。
ところが、安心したのもつかの間
事態は一変する。
第二次性徴のころに、男と女の体の違いが出てくるよー
って話をしてたときぐらいだ。
生徒A:「せんせー、はるな愛はなんであんなん何ですか?
テレビで笑いをとるるためですか?」
教室:爆笑
いつもなら教室中の爆笑にのっかって
松浦亜弥のモノマネでも一発かましたくなるところだが
今回はそうするわけにいかない気がした。
断っておけば、彼らの誤った認識を正すことが
世界からLGBTへの無理解を無くすための第一歩なんだ!
とか思ったわけでは全くない。
だがもし万が一この教室の中にLGBT、
もしくは将来そうなるかもしれない子がいたらば、
誰が今彼の尊厳を守る必要があるだろうか。
ping:「Aよ、それはだなぁ。」
熱中していたら授業終了10分前、
まだ教える内容が半分以上残っている。
ping:「はぁいじゃ後は読んどいて、
まぁ今日の先生の話のほうがよっぽど重要だけどね。」
全くもってのオナニー授業である。
しかしながら、自分としては最も印象に残っている授業なのである。