キッチンのガステーブルの電池が切れてしまいました。
知らない人もいるため念のため書きますが、世に出回っている家庭用ガステーブルの殆どの機種は、乾電池による電源が必要です。
点火するとき、五徳の内側でパチパチと音を立てながら火花を散らしてガスに火をつける動きをしますが、この「パチパチ」は乾電池の電源で動いています。
まだ築1年2ヶ月(正確にはフルリノベーション後1年2ヶ月)なのに、2週間くらい前から電池交換ランプが点き始めて、一昨日くらいからSIセンサーも動作しなくなりました。

3つ前くらいに住んでた家は、築8年を過ぎたあたりで電池を換えたので、あまりにも早い気がします。
・・・というのも、これは憶測ですが昔のガステーブルはガスに火をつけるためにしか電気を使ってなくて、新しいガステーブルはSIセンサーも動作させなければならないため、消費電力が増えたのが理由かなと思いました。
2009年頃から、ガステーブルを原因とする火災発生を防ぐため、安全装置の搭載が義務化されました。
この安全装置は、吹きこぼれなどによる消化はもちろん、フライパンの温度をまで監視していて、火災の危険が高まると自動的に火力を絞ったり、消火する機能があり、これがSIセンサーと呼ばれています。
電池が切れたことが原因なのか、それとも偶発的なものなのか、鍋だきのご飯を焦がしそうになってしまったので、電池を交換したいと思います。

普通、ガステーブルやストーブ、掛け時計やテレビのリモコンなど交換頻度の低い機器の電池に充電式電池を使用する人は殆どいないと思いますが、我が家では以下の理由から充電式電池を使っています。
・充電式電池の性能向上により、交換頻度が著しく低い機器に使用しても、液漏れリスクが低くなった。
・パナソニックのエボルタ(またはエネループ)に限れば、液漏れを防ぐ構造になっている。
・乾電池を捨てるのがめんどくさい。
 →ごみステーションに1〜2本を投げ捨てるように捨てるわけにいかないので、ある程度貯めて捨てる必要があるが、ビニール袋に入れて貯めておくんは安全上あまり良くない上、一般の電池は雑な保管をすると直ぐに液漏れする。
 →家電量販店に回収ボックスがあるが、だいたい欲しいものを買うことに意識が向かって家に忘れてくる。
・極端に充放電回数が嵩まないなら、新旧を混在しても危険ではない。
 →これは、パナソニック製品に限った話です。
 →エネループ、エボルタ、エネループプロなど、同じパナソニック商品でも別製品を混在するのは避けるべきです。
  また、放電速度(=消費電力)が極端に違う電池を混ぜるのも危険ではないもののあまり良いことではありませんので、分けた方が無難です。
  ただ、ごちゃ混ぜにするとわからなくなってしまうので、連続使用すると2時間も電池がもたないような機器(特にモーターが入った機械)ではエネループプロを使い、その他は普通のエネループを使うようにすればわかりやすくなります。

ガステーブルは、単一電池が使われています。
単一電池を使う機会が少ないため、電池自体持ち合わせていません。
また、年に1回しか切れない機器のために充電式電池を買うのはコスパが悪すぎます。
そこで、単3電池を単1電池に変換する「スペーサー」という部品を使ってみます。

単3電池に無理な負担がかかるのではないか(性能的に怪しいことなのではないか?)と不安を覚える方もいると思いますが、大丈夫です。
スペーサーはパナソニックさんから販売されています。
マイナス局側のキャップを回して開けて、中に単3電池をセットしてキャップを閉めます。

ガステーブルにセットするとこんな感じになります。

SI機能も復活したようです。
SIコンロで中華料理など、火力を要する料理をするためにフライパンを加熱し続けると、SIセンサーが空焚きと判断して勝手に火力を絞ってしまいます。
この機能が迷惑であれば、解除ボタンを3秒押しすることで解除することができます。
ただ、この場合でも天ぷら油が発煙する程度の温度に達すれば火力が絞られるので注意です。

余談ですが、我が家では米は鍋炊きです。
理由は以下の3つです。
・速い。(中火で8分、その後とろ火で10分)
・美味しい。
・発電所から送られてくる電気は、発電で使用した燃料が持つエネルギーの3割しか家に届きません。
 7割が送電、変電ロスで消えてしまいます。
 発電所でガスを燃して電気を作り、それを需要家の家で熱に戻すのが滑稽(かつ非効率)だと思うため。
・モノを増やしたくない。

鍋炊きは、道具の良し悪しが味に大きく影響します。
この鍋がおすすめです。