またまたユニークな商品が開発されましたね。




とりあえずこの動画はおいといて、

以前書いた水問題について少し書きたいと思います。

以前このブログで紹介したこの本

ウォーター・ビジネス――世界の水資源・水道民営化・水処理技術・ボトルウォーターをめぐる壮絶なる戦い

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で、著者のモード・バーロウさんは、現在、水危機において3つのシナリオが進行していると語っています。

一つは世界から淡水が失われつつあるという事実

これは以前の記事で触った事なのでまずはそちらを。。。


次に、清浄な水へアクセスできない人口が増加している事実

最後に、企業による強力な水カルテルが出現し、市場原理主義の水管理が世界中で推し進められている事実

です。

後の二つが作ってしまうであろう(世界の一部では既にそうなっている)状態を図にしてみました。

INDEPENDENT INDIVIDUALSのアメブロ-WC1


要は、ボトルウォーターの消費は、これを買える人々にとっての排他的な特権な訳で、

海水淡水化プラントが作られるのは、石油マネーが潤沢な国か、IMF等からがっつり借金できる国で、なおかつ安定して相応の電力を賄える国に限られるし、

バルク水輸出も、北米や石油リッチな中東の国々がほとんどなわけで。。。


と、ここまで書くとまるで企業そのものが悪みたいな意見に見えるので、少し補足しておくと、
現在の水インフラ民営化の問題は、企業だけでなく、環境系の投資ファンドや、国際基金等の支援の仕方にも大きな要因があります。
もともと淡水化プラント等は、最低でも数百億円規模の事業なので、彼、彼女達の投融資があって初めて実現可能になるくらいのケースが多いからです。
また、技術促進は企業システムを使った効率的な開発がなければなしえなかった訳ですし、
私は、企業の参入の全てが悪い訳ではないと考えています。


ただ、文字通り人類の生命線的事業を自由競争の中にどっぷりつけられるほど、
今の私達の経済システムが成熟しているわけではなさそうだとは強く感じています。


話は戻ってボトルウォーター産業へ。。。

ボトルウォーター産業は、地球環境をもっとも汚染している産業の一つでありながら、もっとも規制が行われていない産業だとモード・バーロウさんは語っています。

ボトルウォーターの大半は原油とフタル酸塩などの化学物質から生成されたいわゆるPETでできたプラスティック容器に入っています。
フタル酸塩などの化学物質はボトルから水に溶けだし土壌に染み込むそうです。

また、世界のボトルウォーターの四分の一近くが国境を越えて輸送され消費地に届けられており、その輸送燃料は、ボトルウォーター100万本の輸出で18.2トンの二酸化炭素が排出されるそうです。

毎年、世界全体で、270万トンのプラスティックがボトルウォーターに使用されており、リサイクルされているのは5%未満で、あとは焼却され塩素ガスや重金属を含む灰等の有毒物質を生み出しているか、
埋め立てて一〇〇〇年かけて生物分解を待つか。。。

しかもリサイクルされたペットボトルのうち、半分が中国に持ち込まれ、加工され、既に汚染の激しい中国の水路をさらに汚し、大量のエネルギーを消費しています。。。


さて、この商品、世界をどんな風に変えてくれるのでしょうか。。。




世界の“水”が支配される!―グローバル水企業(ウオーター・バロン)の恐るべき実態/国際調査ジャーナリスト協会(ICIJ)

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あなたはこのCMを見てどう感じましたか?







アフリカの水不足問題に貢献したいという消費者の善意を全力で利用した商品戦略。



いや見事です。



水は有料という事を当たり前にしたい企業戦略もばっちり洗脳できますね。。。



わかってても一瞬カッコイイとかおもっちゃいますww



そもそもボトルウォータービジネスそのものが途上国の環境問題や水問題を引き起している大きな一因なのに・・・



ユニセフに寄付するのは節税としてもCSRとしても普通に良い戦略の一つだと思います。



それでも、それだけではなく、株主の為に社員の為に利益最大化されるという事でしょうか。。。



いやはや。。。



もはや完全に時代のキーワードとなった「エコ」。。。

企業もCSRうんぬんレベルではなく、事業として「エコ」とやらを実践しはじめました。と言ってる所も増えましたね。。。

リサイクル、クリーンテック、グリーンゴールドetc..

リサイクル出来るペットボトルならエコなんでしょうか?そのスキームの中にどれだけのエネルギーが必要かわかって売っているんでしょうか?

エコポイントがつく商品なら、エコ関係のNGOに寄付すれば、どんな商品を売っててもエコなんでしょうか?


確かに動く事、提示する事、大事だと思います。

自分自身で調べない、聞かない、知ろうとしない消費者も悪いけれど、、、

じゃあ、社会貢献意識をくすぐって商品売れればそれでいいんすかね。。。

まぁ、御上の目に止まらない程度なら往々にして見逃してくれますからね。。。

和を尊ぶ日本人からは。。。


と、愚痴はこのくらいにして。。。


結局、MBA等における市場原理の価格戦略とかの判断基準って少なくとも間違っていたわけで。

少なくともビジネスで、社会問題に取り組むのであれば、よりフェアな世界を目指すのなら、

既存のビジネスシステムの内側だけで戦う事は不可能だろうと考えています。

価格や経営管理の公平性の話で言えば、会社として動くなら、(ぎりぎりまで締め上げられていると言われている)既存のシステムでも抜け穴がある訳だから、少なくとも上場基準以上の開示をすべきって話になるわけで。。。

でも正直それって現実的に可能なのかなぁ?とも思いますし。。。

その上で、リスクとリターンの関係や、商品のメリット、デメリットを本当に公平にセルサイドから公表できる、したいと思うような仕組みや戦略が出来るか。。。


なんだか奇麗ごとっぽい感じになってきましたね。。。


正直私もわかりません。


でも、もう我慢している場合ではない気もしています。

今はしかなたい。。。と妥協している場合でもない気もしています。



悩みつつも、真摯に現実と向かい合い闘っている人も世界にも日本にも沢山います。



自分もそうありたいと思っています。




新しい資本主義 (PHP新書)/原 丈人

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