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Thousand Days

さうざん-でいず【千日手】
1. 同一局面の繰り返し4回。先後入れ換えてやり直し。
2. 今時珍しく将棋に凝っている大学生の将棋系ブログ。
主に居飛車党過激派向けの序盤作戦を網羅している他、
雑学医学数学物理自転車チェス等とりとめのない話題も…

※先月『なんか将棋のつよいおじさん』


棋聖戦やっぱり羽生の3連勝に終わった。
(遂に抗moryuch抗体まで産生し始めたか!)

一度は局勢を押し戻した森内も流石のはずだが…

「わかった、君は強い!…よしもう一局やろう!」
といういつもの台詞(※112手目辺り)が炸裂し、
終局してみればいつも通りの結果であったという。


一番当たりのキツいはずの人が今期連勝数1位というのは、業界としてちょっとどうなんだろう?

まあ、きっと某K村王位戦挑戦者がそのうちどこかで止めてくれると信じて適当に待つとしよう。。



竜王戦決勝トーナメントに混入した藤森先生が、
より評価の高い?同期である高見先生を華麗に破って気勢を揚げている。

我々アマの大好きな華麗なる突撃からの破滅をプロの世界で実現してくれる稀有な存在であり…
かつては毎局、某アマチュアによる指導や叱責に見えなくもない応援がなされていたのもツボだった。

しかし新人王戦決勝など注目の集まる舞台にきちっと現れてくる辺り、やはり華のある棋士なのだ。

残念ながら中村タイチ先生に熱戦の末敗れてしまったが、棋力・突撃力とも着実に増し続けている。。


ちなみに中村タイチ先生は師匠譲りの泥沼流だが…
優勢の側から泥沼にアプローチして頭を抱えるケースが多い辺り、故米長永世棋聖とは対照的かも?

どの将棋を並べても王道であり、ただただ真理を追い求めたいという強い意志が明らかに見て取れる。

…私もせめて志だけでも斯くありたいと常々思う。



・ここからは中村・郷田・深浦の3人が殴りあい、
勝った者が羽生の暴走を止めにいく権利を得る。

ここで止まらなければ次の挑決は三番勝負、その次のタイトルマッチは七番勝負であるから、
意味不明に強い今の羽生を倒すのは不可能だろう。
(まあ永世八冠が実現したらしたで目出度いけれど)

竜王戦は早くも正念場かもしれない。。



・今年の朝日杯アマプロ戦プロの8勝2敗
うち1勝を挙げたのは…某全国優勝経験者をして、
「あの人から将棋を取ったら死んでしまう」
とまで言わしめたI泉さんだった。

これで直近の対プロ戦績が10勝4敗(!?)となり、
受験料50万円(税抜)を納めてプロ編入試験を受ける権利を見事獲得した
という。

三段リーグで次点を2回取っているので今の規定なら既にプロになれているはずの方である。
…頑張って下さい。



p.s.
将棋世界(8月号)の名人戦自戦記が面白かった。
二人がいかに気持ち悪い遠い世界で戦っていたか、
そして相掛かりがいかに難しい戦型であるかが非常によく伝わってくる。

また、森下先生の実直な語り口にも感銘を受けた。


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※前提の記事『先手ゴキゲン中飛車 #2』


より正確に言えば…
角交換~64銀で五筋歩交換を防ぐ康光流の構想に、
郷田先生の無邪気さが加わりやや危険な52金右を堂々と通してしまったことで完成した優秀な作戦だ。

(現状では最強の先手中飛車対策とも思われる)

…居飛車党目線から書かれた資料がないのはちょっと不公平な気がしたので、不肖ながら書かせて頂いた。


注:S井先生に喧嘩を売る気など私には毛頭ない。
ただ真理を求めて走り続ければ必ず、遥か前方に誰かしらプロ棋士の影があるというだけのことだ。



56歩 84歩 76歩 85歩 77角 54歩
58飛 62銀 48王 34歩 68銀 42玉
38王 53銀 16歩 14歩 28王 77角成
同銀 64銀 38銀 32玉…(S)


84歩~85歩~54歩の王道系オープニングから入るため升田流向い飛車も避けて通れないが、今回は割愛。

・二手損してでも五筋を換えにくる前田流には、低姿勢な42金・63銀型で応じる実戦が多い。
(ちなみに大昔の私は玉頭位取りを推奨していた!)

・また、28王に代えて66歩から端攻め含みの片銀冠にシフトチェンジされることもよくある。
…その場合は穴熊にこだわらず、伊藤真-佐藤康(朝日杯)のようにミレニアムか左美濃でまったり構えたい。


※増田康弘先生もtwitterで述べている通り、
上図からukamuseは59飛に 22玉 78金 32銀 66銀 44角 77桂 52金右と固める順を好む。
一方的に角を手放すが、代償は十分ある。




88飛 42銀 66銀 74歩 77桂 73桂
89飛 84飛 68金 52金右 36歩 44歩
26歩 43銀 27銀 22玉 38金 32銀
…(S1)


時系列がデタラメになってしまうが、まずは(菅井先生が最近凝っている)向い飛車転換型から見ていく。
88飛には42銀と王様の脇腹を締めるのが重要で、
どうやらこれで逆棒銀は防げている…のかな。

66銀以下は菅井-郷田(棋聖戦)菅井-森内(棋聖戦)のように 「鏡戦法」で持久戦へと持ち込む。
(84飛と浮いて71角の筋を防ぎ、44歩~43銀~32銀と左美濃に組み換える手順がスマートだ!)

左美濃へと変身完了すれば堅さ負けの心配はなく、
後手番なので手詰まり模様に怯えることもない。。



59飛 42銀 66銀 88角 77角 同角成
同桂 86歩 同歩 同飛 78金 89角
…(S2)


続いては、一見普通の先手中飛車と見せかけて78金をサボろうとしてきた場合の対策について。
これを黙認すると後々色々余計な変化が生じて面倒だ。66銀の瞬間に潰すことが望ましい。

具体的には、永瀬-岡崎(C2順位戦)で指された88角という妙手がある。

…そうしてわざと77同桂と跳ばせることにより、後の89角が生じて後手陣に大穴が開く。
(77同銀の反省は純粋な手損だけが残ってしまう)

以下は88飛成~99龍~88龍~98角成と、手数を掛けてでも角を活用するのがポイントだ。


「Machine岡崎」「Cyborg堀口」「Tablet長岡」…
こういう異名があると、ついつい応援してしまう!


~~~~~~~~~~~~


59飛 42銀 78金 44歩 66銀 43銀
77桂 52金右† 75銀 同銀 同歩 64角
…(T)


無事に郷田新手52金右の局面まで辿り着いても、
今度は先手の銀が左から来るか右から来るかはたまた待機してくる手もあり引き続き警戒を要する。

後手陣は無難に一手入れるなら22玉が大きいが、
チャンスと見れば積極的に飛車先を換えにいく。
いつか先手の飛車が中央から逸れたら、33玉~32銀~43金など左美濃への組み替えも考慮したい。

後手の生き甲斐は五筋を交換させないことにある。
故にここで75銀と銀交換を強要されても…当然すぐに64角と打ち直す!


※38銀を省いて59飛~78金~66銀と組まれた場合、55歩~54角の筋があって44歩は突けなくなる。
しかし代わりに86歩から一歩持つのが有力で、以下74歩~73桂と対抗できれば後手に不満はない。




66銀 86歩 同歩 同飛…(T1)

そして…後手が銀か角を手放し反撃力が落ちた瞬間を狙って飛車先を換えるのが間合いというもの。

郷田流が最初に現れた広瀬-郷田(棋王戦挑決)では、
以下 55歩 同歩 65桂 54銀打から先手の攻めを手厚くもてなし、後手の快勝となった。



66角 86歩 同歩 同飛 65銀 42角
87歩 82飛 55歩 同歩 同飛 64歩
54銀 同銀 同飛 43金…(T2)


そこで66角~65銀と更に厚みを増し加え、
無理やり五筋を換えにいく手段も考えられたのだが…
ただこれにも強く64歩と引っ張りこむ順がある。

(ちなみにこの場合、86同飛に95銀の反撃は 82飛 84歩 88歩 同金 94歩と平凡に応じて良いと思う)

上図(T2)から 44飛 同金 同角と暴れてくれば、
四筋の歩が切れたので早速48歩と手裏剣を放って後手のペースといえそうだ。


※43金に56飛なら、角殺し含みで 45銀 59飛 56歩から抑え込みに出るつもり。
45銀に 55飛 54銀 同飛 同金 63銀と絡まれる手は怖いが65歩でも53金でも後手がやれる。




66歩 22玉 39角 75角 55歩 同歩
同飛 64角 56飛 42角…(T3)


「菅井ノート先手編」では、購入者への特典として若干胡散臭い66歩という第三の手が示されていた。
(ただ私は上田-吉田戦ぐらいしか実戦例を知らない)

この場合は先手が角銀を手持ちにしたままなので、すぐに動くのは危なそうな気がする。
…従って22玉から素直に一歩得してどや顔をする。

続いて64角~42角と二段階下降することで54歩には45銀~54銀引を用意し、
好機に24角(~69銀)を狙えば後手も充分やれそう。
(53歩なら51金引、72歩にも同飛で多分大丈夫)


※ 64角 56飛 54歩 65歩 53角 76飛 42金寄とし、
7筋交換に合わせて端攻めを狙う作戦もある。


~~~~~~~~~~~~


…… 52金右† 55歩 同歩 同銀 58歩
同飛 69角 64銀 58角成 同金 64歩
71角 92飛 83銀…(σ)


…最後は定跡書で決して語られることもなく、
鈴木-木村(王将戦)で一局指されたきりの55歩

しかし実際のところは極めて難解な戦いであり…
しかも誰も正解発表してくれないせいで私の中では今なお謎に包まれている部分が多い。
ただ、上図(σ)までは全く変化の余地がないと思う。


※ちなみに、46歩と22玉の交換を入れるのも有力。
この場合は44角成~54角の筋がないため64銀ではなく44銀~71角と手を繋ぐ。
正解は全くの謎で、22玉に代えて74歩が無難かも。




69銀 68金左 58銀成 同金 62飛 同角成
同金 71飛 89飛…(σ1)


実戦で現れたのは本譜だが、第一こんな順を思い付くところに凄まじい鍛練の日々の跡が感じられる。
銀を遊び金と交換するのに違和感はあるものの…
これによって飛車は捕獲しやすくなった。

89飛に対しては59歩か49銀の受けが考えられ、
いずれにせよ後手は99飛成~51香か54角~61金を狙っていく感じになりそうだ。
(ただし54角にも72角や22銀から暴れる順はある)

まずこの局面の形勢からして、私には何とも。。



89飛 59歩 69銀 68金左 58銀成 同金
99飛成 92銀不成 55香 48金 92香 66角
56金…(σ2)


そしてもうひとつの本線?は、飛車を先に下ろし底歩を打たせてそこに田楽刺しを喰らわせる素朴な順。
(先に割り打ちを入れたのは、後でどうせ68金左=「私が死んでも代わりはいるもの」が来るから)

55角~49金なら68角とあくまで突破を狙い、
75角には 59龍 49金 68龍(~47金)とガジガジの構えをとればとりあえず千日手以上にはできそうだ。
ただ99飛成に66角など色々あってよく判らない。


※都成-石井(竜王戦)で 89飛 59歩 62飛 同角成 同金 82飛 52金寄 81飛成 15歩 同歩 57角 同金 59飛成…(σ3)
…という改良案が提示された。先手の左金を相手せずに済む点が素晴らしく、後手を持ちたい。




p.s.('14-07-03)
著書内で示された菅井研究として、最初の図(S)から 59飛 42銀 96歩と間合いを外す順もある。
(対して素直に94歩と受けるのは気分的にだいぶ損)

これには 22玉 78金 32金 77桂 44歩 66銀以下…
45歩 75銀 同銀 同歩 44角と大模様を張るか、
平凡に74歩と構えておいてどうか?

…素直に戸辺-郷田戦の形に持ち込めるのなら、それに越したことはないのだが。
(或いは33銀から66銀に74歩、77桂に73桂、78金に42金で「鏡戦法」を目指すのも有力そう)


※次回『先手ゴキ対角道保留64銀』


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開始日時:2012/08/23 棋戦:王将戦
先手:鈴木大介 後手:木村一基


開始日時:2015/03/25 棋戦:銀河戦
先手:北浜健介 後手:村山慈明


開始日時:2018/12/13 棋戦:順位戦
先手:菅井竜也 後手:郷田真隆
※3ターン目『みっつ観にくい浮世のテレビ』


「というわけで正解は『全地球表面の1/8を切り取る三角形を描いて元の場所に戻っている』でした」

「何言ってんの? それはあくまで地球上でやろ?
…問題では場所を指定してないんやから何もない平らな空間だと仮定するのが普通だろぉ~」

「仰ることはよくわかる。その理屈は全く正しい。
…わかったからさっさと宇宙に帰りなさいな


このように、悪問は人間関係に決してよい影響を及ぼさないので皆様もお気を付け下さい。あさげです。
(※なお上述の会話は大分昔のものです)


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…下手すると大学病棟で過ごす最後の2週間にもなりかねないクリクラ最終ターンは血内

(ブログ内に散らばるノートの頁数からも明らかなように)決して嫌いな分野ではないのですが…
油断すると先生方の会話が異星人の言語にしか聞こえないことがよくあり、勉強不足を痛感します。


今まで丸一年以上にわたる営業妨害病棟実習の間、
人が亡くなっていくまさにその瞬間に一度たりとも遭遇しなかったのも少し心残り?ではあります。
(もちろん決してサボってたわけではなく!)

これが仮に「周囲を少し平和にする程度の能力」か何かの発現だったとしても、
いずれにせよどこかで人は死んでいくわけで…それって別に良い能力でも何でもありませんよね。。

あと、診察ももっときちっと出来るようになりたかったんですがコミュ障なので仕方ありません(苦笑)


いずれにせよ、来週いっぱい精一杯やるまでです。



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