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Thousand Days

さうざん-でいず【千日手】
1. 同一局面の繰り返し4回。先後入れ換えてやり直し。
2. 今時珍しく将棋に凝っている大学生の将棋系ブログ。
主に居飛車党過激派向けの序盤作戦を網羅している他、
雑学医学数学物理自転車チェス等とりとめのない話題も…

※前回の記事『先手ゴキ対郷田流52金右』


…申し訳ありません。どうやらそこに私はいません。Thousand Windsになっておりました。

そのお詫びといっては何というか意味不明ですが、
久々に将棋の序盤研究のような何かを公開します。
失敗作かなと思い、書いてすぐ封印した記事です…
しかし未だに成功作を書けたためしもないので(笑)


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最近、先手中飛車に対する角交換~64銀型をめっきり見かけなくなった。
その結果プロ間でも再び先手中飛車が暗躍し始め、
今や羽生氏ですら狙い撃ちを喰らう有様である。。

王道オープニング(85歩~54歩)衰退の原因として、
54歩を見て88飛と廻る升田流向い飛車の優秀性が再確認されたことが第一に挙げられる。
…真の新手は一生どころか永遠に輝き続けるのだ!

これを回避するには、後手番超速との混合戦術を採るのが最もわかりやすい…と私は思う。



76歩 84歩 56歩 85歩 77角 62銀
…(W)


「混合戦術」とは言っても、要は升田流の含みが消えるまで五筋を突かないだけのこと。
上図(W)で88飛なら後手は普通に王様を囲えるし、
58飛を見た瞬間54歩や42玉から通常形に戻せる。

すぐの26歩には自然に34歩と突いておけばよく、
角換わりになっても55歩と止められても飛車を振られても先手陣に残念な感じの歩が残る。

ただ、55歩と位を張られてしまっては当初の予定であった角交換型が使えなくなるので…
ここでもう片方の作戦を登板させることになる。


(※恐らく四手目は85歩より62銀が優っていそう。
後述する68銀の順で 76歩 84歩 56歩 62銀 68銀 34歩 55歩に54歩が成立するのが大きく、
中央の歩は角で回収すれば敵銀の進撃も怖くない)



55歩 42玉 58飛 74歩 68銀 73銀
57銀 64銀…(W1)


角ゆえに人は苦しまねばならぬ!!
角ゆえに人は悲しまねばならぬ!!
こんなに苦しいのなら悲しいのなら……角などいらぬ!!

…要は34歩を保留することで手の遅れを誤魔化し、
いつでも敵飛車に狙われてばかりいる横歩を隠し、
ついでに敵角の捌きも封じようとしている(意訳)

先手がすぐ飛車先を換えてきても、75歩からの角頭攻めや55歩のパッキングで対抗可能。
78銀型などの低い構えには、32玉~42銀のあと袖飛車で自然に七筋を抑えて不満はない。

56銀には即座に 75歩 同歩 同銀 65銀 86歩と斬り合っても後手が充分やれていそうだ。
66銀の銀対抗ならとりあえず持久戦にはできるし、
そこで先後の差を完璧に活用されて気持ちよく吹っ飛ばされたらそれはもう仕方ない。。


(※銀対抗には14歩~94歩~73桂から65銀を狙う。
13角からの中央or飛車先突破は意外と受けにくく、
95角を封じられると先手は有効な反撃が難しいのだ)


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68銀…(Wx)

門倉-村田顕(C2順位戦)を観れば、このような水面下の変化が思い浮かぶところだろう。
問題はこれらを両天秤に掛け返された場合である。

68銀に34歩ならそこで55歩と止められ『先手ゴキ対中速73銀』の(Mk)図に合流してしまう。
また、54歩だと26歩~25歩と突かれた際に適当な受け方が見当たらない。

急戦党であれば早い74歩突きも視野に入ってくるが…
例えば58飛から66歩も55歩も保留してじっと駒組みされると、いつの日か指し手に窮する。

…あくまで本作戦と共に散る心意気があるのなら、
この局面でも42玉と突っ張る羽目になりそうだ。


※58飛・56歩型で待たれた場合は、左美濃も有力。
64銀・73桂型が安定すれば攻め手に困らないし…65歩で角を換えられても後手陣は固い。



……… 42玉 26歩 34歩 25歩 32金
78金 74歩 24歩 同歩 同飛 73銀
…(X)


これには恐らく先手も怒って居飛車で来ると思う。
(57銀~88飛と振ってくる順も要警戒ではあるが、77角成に同銀がない分だけマシなはず)

先手が25歩を決めなければ77角成~22銀~33銀が間に合うし、
86歩~88歩の反撃筋があるため78金は省きにくい。
飛車先を換えずに角道を止めれば、33角が生じる。

こうして74歩~73銀がピッタリ(?)間に合い…
飛車先交換を甘受して理論上最早の早繰り銀を繰り出す将棋ソフト好みの展開が実現する。
率直に言って図(X)が後手充分とは到底思えないが。

…とはいえ、短時間の将棋で序盤に三十秒ぐらい使わせる程度の効果はあるかもしれない。



p.s.('14-11-01)
やはり図(Wx)では普通に 54歩 26歩 53銀 25歩 32金と進めるべきで、これならほぼ互角…?


p.s.('14-12-01)
久保-菅井ラインが今度は升田流の本を出すそうな。

久保先生が記事内で言及している局面(実戦例はあれとかそれとかこれとか)もそうだが…
個人的に最も手強く感じるのは、ノーマル振り飛車への転換も辞さないこの自然な構えだ。

↑ 76歩 84歩 56歩 85歩 77角 54歩 88飛 34歩 68銀 42玉 48王 32玉 38王 62銀 28王 74歩 38銀 53銀と、後手も自然に構えるのが良い。

以下 86歩なら 77角成 同銀 86歩 同飛 同飛 同銀 87飛 82飛 42銀引!で堅さ即ち正義。
57銀や 66歩からの持久戦も、千日手模様の睨み合いとなるため居飛車側に不満はない。



※評価【良し】【微妙】


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開始日時:2016/02/21 棋戦:棋聖戦
先手:藤井猛 後手:永瀬拓矢


開始日時:2016/10/30 棋戦:王位戦
先手:西川和宏 後手:今泉健司

連載600回記念?として、一度だけ姿を晒します。まあ既に二回ほど登場してますが…

国営教育放送にて10/26(日)10:00ぐらい開始の「将棋フォーカス」なる番組に、
チェスを指す大柄で挙動不審な日本人がチラッと混入していたならそれは私かもしれません。

…ただし本当に私が映っているかは疑わしいです。
うちにはテレビがないので、どなたか代わりに確認しといて下さいな(笑)


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かつて某兄弟が棋士を目指すお話で勝手に中ボスとして出演させられ罵倒された経験もあり、
奴らの狡猾な編集技術は既によく存じております。
(※なお現在その兄弟は近所で数学をやってる模様)

黙ってC.C.S.とかS.O.S.とか作ってる分には実にいい仕事してるんですけどね。。
まあその話は一旦置いときましょう。あさげです。




某台風のお陰で5限の補講が多発しているものの…
ともかく、あと一週間で久々の総合講義も終わり。
就職先も木曜には決まる予定。(※一部の人を除く)

…やっと落ち着いて勉強ができるというものです。

そこからは一見すると長い長い秋休みに入ります。
多くの同回生は海外旅行の計画を立てていますが、
パスポートすら持たぬ者には全く関係のない話(笑)

まあ産婦人科の追試があるのと模試の結果もアレだったので私は大人しく勉強生活ですかね。
(この夏チェスを頑張ったこと自体は全く後悔していません。ツケはもちろん喜んで払います)


けれど、もしかしたらどこかで気晴らしに一人電車旅とかは行くかもしれません…
変な駅で途中下車して電車がなくなって寒さに震えてる姿が容易に想像できます。

いつものパターンだとママチャリでどこまでも行ってしまう(例:淡路、鳥取、能登、伊賀)
のですが、その奇癖はそろそろ封印しなくては。。


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リアル界で冴えない日々を送る私とイデア界でやりたい放題な某あさげ氏の両方を知る者は、
この地上に十七人だけ存在します。(※全数把握済)

…我ながら秘密主義もいいところですね。
狭い世間の中でも情報を完全遮断できている辺り、
友人の少なさや心の閉ざしっぷりを如実に物語っていると言えなくもありません。

(当ブログを読み尽くした人なら三分もあれば特定可能ですが無意味なのでやめましょう!)

ちなみに、その十七人になら別に人生を無茶苦茶にされても構わないかなとは思っています。



p.s.
就職先が「半分」決まりました。(もちろん秘密☆)

当ブログは2015年を迎えることなく完結しますが、
今後もコメントにはお答えしますし追記もします。
まあ、日頃の行いが悪ければ直接お会いする機会もあるかもしれませんけど。。


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・ハワイで先刻まで行われていた、竜王戦第一局。




このお二方はちょっとお伝えしきれそうもない程キャラが濃く、面白い番勝負になりそうです。
(だって阪大のリアル哲学者v.s.バックギャモン世界四位が将棋で決着をつけるんですよ?)

前夜祭でシャーマニズムについて熱く語る挑戦者、
アロハシャツをインしてノリノリで着こなす竜王、
そして厳しい防衛戦の最中にもかかわらずハワイまで糸谷氏を追っかけてきた某女流王将。

…皆さん本当に全くぶれないですよね。芯が強い。


で、肝心の将棋はというと角換わり腰掛け銀の変な最新形からゴチャゴチャやって糸谷挑戦者の勝ち。

最近は双方の手待ちが高度化しすぎて序盤戦がわけわからん状況になっている角換わりですが…
当ブログをよく読めば何となく事情がわかりますので是非ともよく読んで下さいね!(宣伝)

まあ森内竜王もさすがに名人戦や棋聖戦の頃よりはバックギャモン熱も醒めていると思うので、
ここからが勝負の始まりといったところでしょう。

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・そうして日本に帰ってきた直後で時差ボケが残っているであろう竜王に襲いかかるのは…

なんと強制引退目前にして自身初の六連勝を挙げ、
奇蹟のギリギリ順位戦復帰(今年度成績が17勝以上かつ勝率6割以上)へと着実に近付きつつあるフリークラスの若頭、熊坂五段でした!

(将棋ファンでも多分知らない人が多いと思うので説明しておくと、不幸にしてデビュー後3年連続で順位戦降級点を得てしまい「残り十年以内に這い戻ってこれなければ引退ね」と言われて今年がその十年目な先生です)

今年はNHK杯でも予選から勝ち抜き続けており、
某女流王将をまあ順当に破って次は畠山鎮先生との大一番が11/23(日)に放送されます。
(※テレビをお持ちの方は是非観て応援しましょう)




この一局に勝てば…もし引退となっても翌年のオープニングに熊坂先生のご尊顔が残るはず!

もちろん、NHK杯優勝して即復帰でもOKです。

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・他にも色々な出来事が重なり今が見頃な将棋界。
(まあ今度の電王戦は見なくてよいと思いますけど)

今泉先生(仮)は恐らく3タテでプロ入りでしょう。
…名前を隠すと最早どっちがプロだか判りません。

豊島選手は第三局に続いて第四局も見事な戦いぶりだったので、もう私は満足してます。
(もちろん最終局勝つに越したことはないですが…)

あと会長がまるで谷川十七世名人の如く強引にして精緻な魅せる将棋を指してて驚きました。



【夢で見たけど現実には詰まんかったの図】



p.s.('14-10-22)
熊坂先生、まさか本当に森内竜王を倒してしまわれるとは…!
大金星おめでとうございます!!


p.s.('14-10-24)
豊島選手は残念でした。(58歩と打たせてから事に入った羽生氏の判断力が棋畜ですね)
果てしない睨み合いの中、どこかで42金と寄れていれば運命は変わっていたかもしれません。


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