76歩 84歩の出だしから先手が相掛かりを志向し、
私が更に変化を加えて横歩取らずの一亜型に合流した。
「横歩取らずでは先手の利が三割引きセールになる」
そう自分に言い聞かせ、今日も私は後手を持つ。。
76歩 84歩 26歩 32金 25歩 85歩
78金 86歩 同歩 同飛 24歩 同歩
同飛 14歩 26飛 34歩 87歩 85飛
しかしこの局面、実際に迎えてみると全く判らない。
87歩に対して私の帰るべき場所はどこなのか?
22角成 同銀 77桂 82飛 58王 33桂
38金 42玉 75歩 72銀 16歩 23銀
22角成~77桂は「お前はヒネるな私がヒネる」という手。
相手からの角交換なので一旦は言いなりになっておき、
手に乗って42王~23銀と銀冠を目指すことにした。
相掛かりではリスクを背負ってでも銀冠に組みたい。
直後の叩きは来ないと見たが…実際には怖いところだ。
74歩 24歩 73歩成 同銀 76飛 64銀
88銀 94角 86飛 84歩 66飛 76歩
74歩~88銀の流れは正直ありがたかった。
(先手の壁形が直らないまま決戦に入れば大概良くなる)
54角から入ると86飛~76歩~66歩で凌がれそうなので、
94角から原始的に攻めることにした。
65桂 52金 74歩 72飛 73桂成 同桂
61角 71飛 94角成 同歩 82角 72飛
しかし(少なくとも)52金は明らかに不味い手だ。
要の角を消され、目標の桂を捌かれ、逆に飛車を攻められ…
私は今まで何をしていたのだろうか?
73歩成 82飛 同と 75銀 46飛 85角
75銀に65飛なら千日手万歳で64銀の予定だった。
(そこで飛車を切られて負けたらそれはもう仕方ない)
46飛には、薄気味悪く85角を再び据えておく。
48王 89角 79歩 78角成 同歩 77歩成
同銀 67角成 28金 45桂 71飛 35桂
ここでは一見危ない68王が唯一の受けだったようだ。
89角と打ち込んで、突然こちらの勝ちになった。
後手陣は45桂さえ跳んでしまえれば相当に安全。
やはり壁形とは恐ろしいものである…
83角 57桂成 38王 58馬 18金 48金
同銀 同成桂 28王 49馬 17王 27桂成
…まで84手
例によって鈍足の寄せが炸裂するも、
さすがに今回は逆転されずに済んだ。
(相掛かり系で綺麗に寄せるなんて私には出来ない)
相掛かりの後手番(特に対ヒネリ飛車)では、
とりあえず堅陣に囲って完封されないよう付いて行く。
…そうするとたまに一撃必殺が出て、
強い人にも一発入ることがあるかもしれない。。
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