「無事に」といえるかどうかはともかく、発表は終わった。
この知見が公表されるのは世界初ではないかなどと思うと…
ついハッスルしてしまい、気付けば時間をオーバーしていた。
(もちろん誰一人として真面目に聴いている者はいない)
だが今回の研究対象は、近い将来必ず人類を危機に陥れる。
将来この研究がベースとなって数億人が救われる可能性も、
決してゼロとは言い切れないのだ。。
V班はピッタリ実験が終わり、もはや達成感しかない。
Q班の疫学的調査は、六週間で専門家と対等にディスカッションできる境地にまで至っている。
間違いなく凄いことだが、私の興味とは分野が少し違う。
ただ…A班の中間発表を聴いているときには、ある予感を感じた。
アレとソレを混ぜれば相乗効果が得られそうじゃないか…とか、
別の疾患で使われるコレが効くんじゃないか…といった具合に。
その時は夏休みを犠牲にしてでも調べたいという気分だった。
しかしY先生に聴いてみたところ…
「実験系自体の抱える問題が大きい」
「その薬は日本では生産中止になっていて、輸入するしかない」
「というかその薬はたぶん溶けない」
…といった、ベテランの本音を聴くことができた。。
やはり、夏休みは予定通りに過ごすことになりそうだ。
合宿と将棋と試験勉強と、あるいはアイツと南の島と…
iPhoneからの投稿