次世代への伝言 #60 第三章 そして、ミンスク(2) ウクライナ② | 少年飛行兵 と 私 第二幕〜Thoughts About Peace

少年飛行兵 と 私 第二幕〜Thoughts About Peace

2014年、突然閉鎖したブログ「少年飛行兵と私」
特攻隊員だった「彼」の遺志を確かめた僕は、「少年飛行兵と私 第2幕」として新たな旅を始めます

第三章 そして、ミンスク(2)

【ウクライナ】②

 

今朝のRTはヨルダン・アンマンにある

アメリカ大使館前での抗議デモの様子を伝えている

アメリカがテロと戦争をサポートしているのだ、と...



ロシア人のルームメイトたちも、ミンスクの人たちも

ウクライナが100%正義だとはこれっぽっちも思っていない。

 

多くの日本人が抱いている「そりゃロシアが200%悪いだろ」なんていう意見を言う人はいないわけです。

 

もちろん僕も含めて、ロシアの行為が正しいと言っているわけではないです。

決して正当化はしていません。

 

でもこうなったのにはそれなりの理由があるんだよ、

「だいたいウクライナがどれだけ悪いことしてきたか知ってる?」

 と聞かれます。それを知らないでロシアだけを非難するのは理解が足りないんじゃないか、ウクライナだって非人道的行為はこれまでいくらでもやってきたはずでしょ、と。実際そうであったと。

 

ウクライナ紛争に関する最近の日本のニュースを見る限り、そうした立場を理解する報道はありません。「200%ロシアが悪い」というシナリオのもとでしかニュースは作りませんから、当然と言えば当然です。

 

ロシア人のルームメイトは

 

「10人くらいしかいない集会を至近距離で映して、大規模な反プーチンデモがあったように報道するのは、ちょっとね…。」

 

と苦笑していましたが、ロシアからでもベラルーシからでも日本やアメリカやイギリスなどのニュースは見ることができますし、西側諸国が何を言っているのか彼らは知っています。

 

でもこちらの人たちはそれに対していちいち反論したり目くじら立てることはなくて、逆に見透かされていると感じることがあります。

 

ある意味こちらの人たちは日本人に比べてはるかにメディア・リテラシーが高いのかもしれませんね。