第二章 世田谷へ(2)
【代沢小学校】②
古本屋サイトで手に入れた「浮雲教室」
学童たちは自らを「鉛筆部隊」と呼んで疎開日記を記し、遠く離れた肉親に宛てて手紙やハガキを書いていたわけですが、この鉛筆部隊と武尅隊六名との交流の様子を、当時現地を取材した朝日新聞記者が「週間小国民」昭和20年5月6日号に
「神鷲と鉛筆部隊」
として掲載しています。
その抜粋が
・浜館菊雄
「特攻隊員と子供達」『学童集団疎開の記録 浮雲教室』
黒潮社 1956年 168〜175頁
・浜館菊雄「特攻隊員と子供達」『学童集団疎開 世田谷・代沢小の記憶』
大平出版社 1983年 154〜161頁
に詳しく記載されているので機会があればぜひ読んでみてください。(二冊とも同じ内容です)
次回の記事で、大まかですがこの時の様子を上記二冊から抜粋してお話ししますね。