日本の基盤、法隆寺へ | トトブログ 愛と平和の祈りをこめて

ヒーリングの力をつけたいと思っていたところ、ちょうど桜井識子さんの新刊『おみちびき』を読んで聖徳太子と法隆寺の話が出て来たので、ここ!と思ってやってきました。


(この段落は無駄に長いので、飛ばして下さい。自分の備忘もかねてます)レンタカーで行ったんですが、それも不思議なんです。うちの近くには2軒あるんですが、ひとつは自転車の屋根がないんです。そっちの方が近いのでそこにしようとしたら満員御礼、仕方なくもう一つに。そしたら、なんと自転車を置いて、手続きを済ませて、操作を終えて、さあ出発という段になって土砂降りになりました。法隆寺も1時間半くらい歩いてたんですが、途中、雷の音はするものの、私が出発するまで降らなかったです。その後、妻と義母を迎えに行ったんですが、そこでも着く直前、ポツポツ来たのに、私が車を降りて墓参りを終えるまで、晴れてました。なかなか不思議な天気でした。


法隆寺、すごかったですね。西院伽藍は圧巻でした。五重塔は中に入らないんですが、中から石みたいな仏像を拝めます。それが今まで感じたことないパワーでクラクラしました。そのまま識子さんが書いてた金堂と五重塔の間の灯籠の前は、たしかにパワースポットでした。というか、南大門から大講堂の方まですごいエネルギーが流れていました。今日は後の予定もあったので、時間的にも、エネルギー的にも、全部の箇所を本気では行けませんでした。。。伝わるかな。でも、金堂は今日のメインでもあるので、ゆっくり参拝しました。しかも、その時だけ他のお客さんはいらっしゃらなかったんです。というのも、その後、一個報告し忘れてたことがあったので、戻ったんですが、その時は人がたくさんでした。


奈良の古い時代の仏教は、関東の私には2回目の体験でしたが(一度薬師寺に行きました)、たしかにエネルギーは全然違ってました。素朴な感じというか、現役感?なんか現役で社会運動に奔走してそうなそんな雰囲気です。東日本大震災の後、すぐに現場の支援に駆けつけたシスターさんたちとお話ししたことがあるんですが、彼女たちはまったく理屈なく、本性の赴くままに動いたんですね。彼女たちの純粋さは知に溺れてないことと密接に関係してると思うんですが、ここのご本尊さまたちはそれに智慧をまとっている、そんな感じです。人間的な意味での挨拶は不要だったんでしょうね。


金堂を後にした私が向かった先は大宝蔵院。正直、半分は観光気分でここまで来たし、拝観料も高いし、教科書に載ってる百済観音も見て行こうくらいの軽い気持ちで入りました。ところがです、いきなり冒頭の六観音からノックアウトされました。国宝とか、そういうこともあるんですが、一体ずつもう本当にパワーがすごい。だから、ほとんどちゃんと向き合えず、短い時間、ほんの1分とかそんなくらい、手を合わせたら、次に移動です。でも、百済観音の前に来たときにはすでにフラフラでした。というか、本当は1日一体でお腹いっぱいです、というレベルでした。大宝蔵院はおススメです。


その後は東大門を通って東院伽藍へ。この途中の道が識子さんの話にあったところですね。と思ってたら、中宮寺のパンフレットに旧斑鳩御所と書いてありました。もとの中宮寺はもう少し東のところにあったようで、ここら辺が斑鳩宮だったということですね。


法隆寺はコロナ禍で参拝者が減ったので、クラウドファウンディングをやったところ、目標の2500万円を一夜にして集め、1ヶ月を残したところで、1億円を突破したとつい先日、ニュースになりました。識子さんの本は、識子さん自身、おそらく政治とか国とかその制度とかにあまり詳しくないからだと思うんですが、そこら辺はさらっと書いてあります。あ、さらっとは私の感覚です。でも、法隆寺は今なお、日本の土台というか、屋台骨なんだな、と思います。


識子さんのみちびきのなかでは、役行者の話があって、女人禁制の修験の話が出てきますが、法隆寺と中宮寺、推古天皇と摂政聖徳太子など、国や社会のなかの男女の話など、考えるべきことはたくさんありましたが、また追々行って考えることにしたいと思います。


今度はゆっくりいろいろ回りたいですね。


ああ、そうそう、拝観料1500円ですが、内容を考えたら、むしろ破格と言っても良いほどです。ちなみに、中宮寺は別で法隆寺とセットだと100円引きの500円です。





龍が可愛い。









この辺りがパワースポットです。撮るというより立ってる笑。間違えたことに今気づきました。。。









夢殿から東大門の方向に向かう道です。たぶん、識子さんが聖徳太子と出会ったというところですね。歴史ロマン!