『トートの書』
アレイスター・クロウリー著
フランシス・キング監修 江口之隆訳
国書刊行会
【本の構成】
序文
第1部「タロットの理論」
第2部「アテュ(大アルカナ)」
第3部「コート・カード」
第4部「スモール・カード」
補遺
「トートの書」は4部構成になっています。
第1部においてはクロウリーによるタロットの総合的な解釈が掲載されてます。
第2部においてはアテュ(大アルカナ)、第3部ではコート・カード(絵札)、
第4部ではスモール・カード(小アルカナ)の解釈が語られています。
補遺では、カバラの「生命の樹」や「易」など、
あらゆる象徴の万物照応を説明する図が掲載されています。
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トートタロットは、最初はタロット・デッキではなく、
『トートの書』というタロット解説書の挿絵として1944年に発表されました。
トートタロットが、カードの形となって発表されたのは1969年、
アレイスター・クロウリーとレディ・フリーダ・ハリスがこの世を去った後です。
トートタロットの図像には、神話、錬金術、易経、占星術、土占術、ヘブライ語、
ヘルメス哲学、ヒンズー哲学、易経、アインシュタイン理論から
クロウリーが興したテレマ教の教義にいたるまで、あらゆる知識が詰め込まれています。
『トートの書』では、上記の内容がクロウリー独得の難解で複雑な言い回しで語られているため、
初心者にとってはかなりハードルが高い内容です。
そのため、「トートタロットの解説書 を読もう」という軽い気持ちで本書を手にすると、
すぐにイヤになってしまいます。
基礎的な知識がないと断片的にしか理解できない内容なので、
少し読んでその難解さに閉口し、本を投げ出してしまった人もいるでしょう。
ただ、『トートの書』には、タロットを深く理解するために有用な情報が詰まっています。
断片的に理解できる部分があれば、そこを掘り下げて研究し、
また『トートの書』に戻る、ということを気長に繰り返すことで、
どんどん知識が増えていくはずです。
すると、徐々に理解できる部分が増えてきて、
タロットの解釈やリーディングにも深みが増してくるでしょう。
当ブログ・はじめてのトートタロット では、わかりやすい解釈を試みています。
ただ、本格的にトートタロットを勉強したい方は、
当ブログで気になる箇所を読み、それから『トートの書』を参照してみてください。
きっと、素晴らしい発見がたくさんあるでしょう。
