決着タイム・1.45.9
レースラップ・12.1-11.2-11.5-11.5-11.9-11.7-12.0-12.0-12.0
前半1000・58.2
後半1000・59.6
ナルハヤが1000M通過58.2で逃げる。
完全な前傾ラップになったように明らかにHペース。
後方待機馬に流れが向いて直線は差し競馬になった。
勝負所で動かずロスなく競馬出来た馬が最後伸びやすい状態だった。
<好走血統のポイント>
1着レッドアネモスは父・母系Mr.Prospector
2着ビーチサンバは母系Mr.Prospector
3着スカーレットカラーは父・母系Mr.Prospector
5着カリビアンゴールドは母系Mr.Prospector
今回のキー血統はMr.Prospector
小回り1800MのHペースになったことでMr.Prospectorの長所である機動力(コーナリング適性)を生かせた
1・3着はヴィクトワールピサ産駒
ヴィクトワールピサはMachiavellian内包
Machiavelianは欧州的なMr.Prospectorなので洋芝も嵌った感はある。
<レースレベル・126>
130・GⅠ級
128・GⅡ級
126・GⅢ級
124・OP級
122・準OP級
<馬場差・-0.7(洋芝)>
洋芝で中央馬場より時計が掛かり気味だがHペースで相対的に決着時計が速くなった
<混戦度・0.86(最大1.0)>
別定戦のHペースで着差が開きやすいはずだがG前混戦気味になったため数値は高め
<好走馬分析>
1着馬・1600M(2.0.0.1)・1800M(2.0.0.4)・2000M(0.0.0.2)
2着馬・1600M(1.2.1.3)・1800M(0.2.0.0)・2000M(0.0.0.1)
3着馬・1600M(1.3.0.4)・1800M(2.1.1.3)・2000M(0.0.1.1)
4着馬・1600M(0.1.0.2)・1800M(1.0.0.4)・2000M(1.3.1.1)
5着馬・1600M(3.1.0.6)・1800M(0.2.3.7)・2000M(1.3.1.2)
小回りのHペースとなった事で1600M勝利経験のある馬が好走しやすい条件となった。
1800Mより短い距離で好走出来るスピードが生きる結果となった。
<レッドアネモス>
中団の内目をロスなく追走し直線内の馬群を割って差し切り1着。
1枠1番という枠を最大限に生かした吉田隼Jの好騎乗。
良馬場の1800Mというのがベスト条件でHペース適性もあったのだろう。
11人気の低評価を覆し初重賞制覇。
全てが上手くいったのは確かだが重賞連対馬が上位に来やすい流れだったのでフロックではない。
今後も良馬場の1800Mで内枠引いてHペースが見込めそうな時は注意したい。
<ビーチサンバ>
後方待機から勝負所で外から上がっていって直線差して2着。
ストライドの大きい馬なので差すなら外から一気に脚を使った方がいい。
6枠9番と適度に外の枠も向いたが距離延長で1800Mの距離も良さそう。
スタートセンスが悪い馬なのでそこが解消すれば重賞も勝てると思うのだが。
秋華賞の内容からも2000Mまでは問題ない。
1勝馬だが今回賞金を稼げたのは大きい。
府中牝馬S→マイルCSという路線で秋は見てみたい。
<スカーレットカラー>
ほぼ最後方待機待機から岩田Jらしく4角最内を突くもバテた馬を捌けず一旦手綱を引くロス。
そこから外に持ち出し豪脚を見せるが3着まで。
岩田Jはこの馬の特性をしっかり理解して決め打ち気味の騎乗をしたが運がなかった。
溜めに溜めて直線で爆発させるタイプの馬だけにこういう不利は常に付きまとう。
ただ嵌るか嵌らないかそれだけ。
次走は府中牝馬Sだろうが昨年同様好走確率は高そう。
そこからはおそらくマイルCS狙ってきそう。
阪神牝馬Sの内容からも嵌れば2~3着なら狙えそう。