アメリカにはGoodRxという処方箋薬に使えるディスカウントがある。

保険でカバーされない薬や、保険でカバーされてもプランによってはカバー率が悪くcopayが高い時、または保険に入っていない人など、ディスカウントコードを使うと薬代が安くなる場合がある。

もちろん、元々安い薬、とても高い薬、レア薬はそんなに割引されないし、$0には決してならない。

GoodRxのサイトで薬名、容量、地域などを入力すると、薬局別にディスカウントされた薬代とコードが表示されるのだが、厄介なのは、その表示された金額になると信じてくる人たちだ。

GoodRx,は自動的にその地域で最も使われている製造会社の薬代を元にディスカウント額を表示する。
しかし、同じ薬でもそれ以外の製造会社の薬にはディスカウントが適応されない場合がある。

GoodRxはどの製造会社を元にしているのか情報を開示していないので、薬局側は知る由もない。

メジャーな薬は何種類か違う製造会社の薬の在庫があるので、システムに入力し試せるが、1種類の製造会社の薬しか在庫がない場合はオーダーしようもない。



故に、薬局がGoodRxが元にしている製造会社以外の薬しか置いてない場合、いくらディスカウントコードを入力しても、表示された金額よりも遥かに高額になる。

客は表示されたディスカウント額になると信じ切っているので、ここで、何故この金額にならないのか?と一悶着起きるのである。

納得してくれる人もいれば、怒る人もいる。

どうしてもGoodRxの金額で購入したいなら、他の薬局を何件か回って、処方箋を入力してもらい、割引にあたる製造会社の薬があるか試してもらい、その薬局で処方してもらう他ない。クソ忙しい薬局にとっては迷惑極まりないが。。。

GoodRxのディスカウント額は目安として捉えておいた方がいい。
薬局側としてはGoodRxは迷惑の種なのだ。