HUDSON M1 GARAND LIFLE

米軍の制式名称はRifle, Caliber .30, M1と言うそうです。

 

1988年に限定200丁と言う宣伝に程され即購入しました。

予約が多かったのかその後も生産されバリエーションとして

銃身を短くしたタンカーガーランドも販売されました。

限定に弱い日本人、騙され感たっぷりです。1回の生産が限定200丁と

理解すれば2回3回の生産が・・と思ってもモヤモヤは消えません。

 

                   タンカーガーランド

 

銃身が短く狭い戦車内に持ち込みやすいのでこの名が付いたのかと

思ってましたが違ったようです。

空挺部隊や太平洋でのジャングル戦用に開発された物でした。

太平洋と言えば対日戦用です。

 

HUDSONは手動排莢ですがクリップが飛び出す時のキーンと言う

音には痺れました。

WWⅡのアメリカ軍の銃と言えば正にこのM1ガーランド。

トンプソンはどっちかと言えばFBI vs ギャングを思い浮かばせる銃でした。

           M1 Garand  Thompson M1928A1

 

本物の弾頭付きカートリッジを使用しているので実銃用ストックを

装着したらモデルガンを感じさせないリアル感があります。

ひと工夫してチャンバーに入った時に弾頭がカート内に収まり排莢時には

弾頭が見えない様にできれば更に良かったのにと当時思ったものです。

弾頭無しの薬莢を詰めわざわざコンクリートが敷かれた場所まで行って

薬莢が地面に落ちる音を確かめた・・・実に良い音色で弾き転がりました。

 

購入して間もないのにハンマーがボルトを引いても掛かりません。

東京に住んでいたのですぐHUDSONに持ち込んだ所、10分も待たない

うちに正常になって戻ってきました。原因を聞いたが答えは返りません。

その後、何回か弄っているうちにまたハンマーが掛からなくなりました。

他県へ越していたのでそのまま持ち続け今日に至ってしまいました。

 

これが世に言うHUDSON病だと後から知りました。

ガーランドの場合、レコイルスプリングが強いので思いっきりボルトを

引く。ロータリーボルトなので動きながら後退しハンマー押し下げる。

この激しい動きでボルトが摩耗しハンマーが掛からなくなったと思われる。

 

赤○内が摩耗する場所

 

摩耗したボルト面

 

ハンマーの摩耗は大したことは無い。

 

HUDSONはリサイクル材を多用している為その分強度が落ちてしまう。

今でいうSDGsなのでしょうが摩耗が明らかに起こり易い所には強度を

高めて欲しかった。

 

簡易処置を施す・・・・使うのは金属用パテ

 

パテを貼り付けた状態 乾けばカチカチに

 

これでハンマーは止まる様になりましたが恒久的な対策では

無いのでパテが取れてしまう可能性は大です。

ボルト後部面に0.5mm位の鉄製板を貼るかネジ留めすれば

問題は解決すると思います。

同時にハンマーにも鉄板を貼れば上々かと。

 

1976年頃ミコアームズから100丁限定の鉄製ガーランドが販売された。

これなら耐久力抜群。当時はまだ鉄製がOKだったんですね。

 

40発排莢してもハンマー機能に問題無し・・でもいつまでもつかは?