22口径ロングライフル弾
左 RWS(ドイツ) 右 ELEY(英国)の薬莢
センターファイアの金属薬莢は2、3回使いまわしが出来るが
リムファイアは使い捨てになります。
リロードは出来ないことも無いようですが手間やコスト的に合わない、
また精度的にも信頼が無いのでリロードする意味が見当たりません。
1993年雑誌”GUN”に掲載された22口径ロングライフル弾の一部
アメリカでの50発単位の価格が載ってます。
当時のレート(110円/ドル)で日本円にすると1発約5円位です。
この写真には有りませんが高い物でも約9円程度。
アメリカで販売されているイギリスのELEY製は1箱4.35ドルから
高いもので9.2ドル。1発8.7セントから18セントになります。
日本円で約9円から18円。輸入品で精度も高いことからアメリカ製の倍に。
当時の日本国内の価格は18円から40円位でそれに較べれば安いです。
現在のアメリカ市場で幾らになっているかは分かりません。
日本で収集した空箱
・ELEY イギリス
とても古い小箱 50発入り 弾名:クラブ
後の古いELEYの大箱500発入り。50発入りの小箱が10個入っている。
箱のデザインは変わりましたがこれもクラブ。
古今の箱
50発入りプラケースになってからは10ケースをラップに包んだ形態梱包に。
日本の銃砲店では小箱(50発)単位で販売されているようです。
弾名:テネックス(67円)、マッチ(53円)、クラブ(34円)、スポーツ(32円)
・Dynamit Nobel ドイツ
通称RWS
古い500発入りの大箱とそこに入る小箱(50発入り)
この時期の薬莢の色はシルバー。
現在単価:R50@54円、マッチ@31円 ターゲット@26円
・NAMMO ドイツ
SK 50発入り小箱。マッチ@37円 大箱は未入手
・LAPUA フィンランド
50発入り小箱。これも大箱に入っているが大箱は入手できていません。
midas@63円、super club?円、master@50円
LAPUAはNAMMOの関連会社の様です。
・Remington アメリカ
100発入り。単価不明 今は全然見かけません。
アメリカでは廉価の為か5000発単位の販売もされているとか。
それだけお手軽さが有るのでしょう。
◎日本での単価は2024年1月現在、ネットでの銃砲店調べ。
銃砲店によって価格差があります。
22口径ロングライフルは反動も銃声音も小さいためトリガーを引く
恐怖心も抑えられます。
また価格も安く用途も多様。初心者や軍、警察での射撃訓練にも使われ
オリンピック競技のライフルや拳銃競技にも使用されています。
また小動物の狩猟や害獣駆除にも適しさらに暗殺にもよく使われます。
小口径とは言え恐ろしさは大口径と何ら変わりは有りません。
22口径弾の製造数はダントツ1位をキープし続けているカートリッジです。
こんな22口径拳銃の例
Colt Ace 装弾数10発 S&W.M17 6inch 装弾数6発
日本での22口径ロングライフル弾は競技射撃のみ可となっており
狩猟に用いることは法律で禁止されています。理由は分かりません。
どうしても口径の大きい銃に目が移りがちですがモデルガンの
世界でも22口径が取り上げられ銃種の幅が広がった事はマニアに
とっては嬉しいことです。モデルガン業界の見識の高さを感じますね。