実効再生産数から新型コロナの拡大第3波ピークを予測 12月初旬から感染者減少か | 上下左右

上下左右

台湾の早期TPP加入を応援する会の代表。
他にも政治・経済について巷で見かける意見について、データとロジックに基づいて分析する・・・ことを中心に色々書き連ねています。

日に日に感染者が増加しており、明らかに新型コロナウイルス感染拡大の第3波が襲来していますが、第2波のときに続いて実効再生産数を分析して感染者のピークを予測したいと思います。
実効再生産数が1.00を超えている間は感染者数は増えていきますが、逆に1.00を下回れば感染者数は減少していくことになります。

こちらが現在の実効再生産数の推移です。
(データ・グラフは東洋経済オンラインから引用)
実効再生産数は11月12,13日に1.42を記録してから4日連続で低下しています。僅か4日ではありますが、これまで実効再生産が増加傾向にある期間中に4日連続で低下したことはありません。(全国の感染者が100名未満でブレ幅が大きいときを除く)

それでは実効再生産数が1.00を下回るのはいつになるでしょうか?まだまだ低下を始めたばかりなので正確な予測は極めて難しいですが、ここでは願望を込めて12月初旬になると予想します。
不思議なことに、実効再生産数はある程度減少傾向が続くと低下が加速する傾向にあります。

第1波

第2波

本日の感染者数は初めて2000人を超えており
実効再生産数も再び一時的に上昇するかもしれません。しかし第2波のときも低下傾向に入ってから一度『小さな山』があり、その後1.00を下回るようになりました。

季節的なものを一切考慮に入れない、多分に願望混じりの予想ではありますが、実効再生産数が低下傾向に入ったのは事実であり、この傾向が続くことを願います。
それでも今月いっぱいは感染者数の拡大が続くことは避けられませんので、一人一人の防止努力は怠らないようにしましょう。


<12月1日 21:50追記>
11月30日時点で全国の実効再生産数が1.00を下回り、予測(期待)よりも早く感染拡大がピークアウトしました。