国内の旅行需要が急回復/10~12月は前年並み | 上下左右

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台湾の早期TPP加入を応援する会の代表。
他にも政治・経済について巷で見かける意見について、データとロジックに基づいて分析する・・・ことを中心に色々書き連ねています。

Gotoトラベルに東京発着の旅行が加わった10月以降、国内の旅行需要が回復しつつあり、日本旅行によると、7~9月の国内ツアーの受注は前年同期の3割程度=7割減だったのが10~12月はほぼ前年並みとなっているようです。
緊急事態宣言が発令されたのが4~5月、Gotoキャンペーンが始まったのが7月下旬、Gotoキャンペーンに東京が対象となったのが10月ですが、もちろん東京だけで7割も埋め戻せるわけではなく、Gotoキャンペーンが始まっても危惧されていた感染拡大が起こらないことによる安心感も大きいのでしょう。私も東京都民ではなく旅行先も横浜の予定ですが、11月にGotoトラベルを活用する予定を立てています。
一部では休止されていた修学旅行も再開を始めており、ウィズ・コロナではありますが徐々に日常回帰が浸透し始めたように感じます。

なお観光庁の宿泊統計調査によると7~8月の宿泊者数は前年比▲5割前後なので、旅行会社を介して宿泊旅行を行った方は単純な宿泊者よりも一層減少していたようです。
(観光庁 宿泊旅行統計調査より)

そういう点でも旅行会社を介するGotoトラベルは、困窮者救済を目的に合致する非常に有意義な政策であると言えるでしょう。

もちろん無軌道な旅行拡大は困りますが、感染拡大防止策を取った宿泊施設のみGotoトラベルの対象にするという政策が非常に有効に働いているようで、欧米の惨状と比較すると日本は旅行を推進しているにも関わらず感染拡大は抑えられています。
先日の記事にも書きましたが、この流れを一層充足させるために今こそ一律給付金を支給するべきだと思います。というか、前回の給付金を使ってない人は今こそ使いましょう!