「石川県競馬事業局」は12日(金)、3日(水)の「金沢競馬」の7R(C1-2組、ダート1500m)に出走し、1着となった「サムワンライクユー」(牡4、金沢・金田一昌厩舎)から禁止薬物「エゾチラム」(※1)が検出されたと発表した。
(※1)主に興奮を抑制する為に用いられ、県地方競馬実施条例施行規則で禁止薬物に指定されている。
中央競馬も4月から競走馬の禁止薬物を追加する取り決めをしており、同薬物がその内の一種となっている。
(公益財団法人)競走馬理化学研究所(栃木県宇都宮市)より連絡があり、同事務局は「競馬法」の違反の疑いがあるとして所轄の「金沢東警察署」に届出を行った。
同日付で当該馬は失格処分となり、同レースの着順は2着以降が繰り上がって変更されるが「馬券」の払戻しに関しては変更はない。
当該馬の関係者に対して「賞金」の返還を求める。
また、所属する「金田一昌」厩舎の在籍馬約50頭については公正保持の為、禁止薬物の陰性が確認出来るまで出走禁止とした。
「金沢競馬」で「競走馬」から禁止薬物が検出されるのは1997年9月以来。