2022 ホープフルS 結果 G1昇格6年目。クラシックに直結するもう一つの2歳戦! | 趣味のブログ

趣味のブログ

競馬(JRA・G1が中心)、カラオケの採点(精密採点、全国採点GP)、メダルゲーム(最近はスターホースのみ)好きです。特に簡単な事はTwitterで呟いてます。テレビ出演されているアマチュア歌い手も応援したいです。

今年の最後の中央競馬開催。

そして、今年最後の重賞レースは2017年からG1に格上げされたもう一つの2歳G1「ホープフルステークス」。

今年でG1昇格から6年目を迎えた。

来年の牡馬クラシック三冠の初戦である「皐月賞」と同じ舞台で行われるレースである。

今年は2014年に現在のレース名となって「中山」で行われる様になってから初のフルゲート18頭立てとなった。

人気は新馬勝ちから「葉牡丹賞」(1勝クラス)の2連勝で重賞初出走がG1となった大外の「ミッキーカプチーノ」が1番人気に。

同じく新馬勝ちから「野路菊S」(OP)の2連勝で重賞初出走がG1となった「ファントムシーフ」が2番人気。

同じく新馬勝ちから「黄菊賞」(1勝クラス)の2連勝で重賞初出走がG1となった「セブンマジシャン」が3番人気に推された。

他に前人未到の平地G1完全制覇を狙う「武豊」騎手鞍上の「セレンディピティ」は8番人気に。

女性騎手では「藤田菜七子」騎手に次ぐ2人目のG1騎乗となった新人の「今村聖奈」騎手鞍上の「スカパラダイス」は15番人気となった。

単勝10倍未満は5頭、10倍以上20倍未満は3頭となり、上位は混戦模様に。

果たして、もう1つの2歳王者の称号を手にするのはどの馬か?
(下にスクロールすると続きが読めます)
































































レースはスタートで「モンドプリューム」の出があまり良くなかった。

「トップナイフ」が先ず先行、更に好スタートを切った「ドゥラエレーデ」も追走、1馬身差の3番手に「シーウィザード」と1番人気の「ミッキーカプチーノ」、この両馬の間から「フェイト」、2馬身離れて先団を見ながら「グリューネグリーン」、それから2番人気の「ファントムシーフ」、更に中団にかけて「セレンディピティ」と3番人気の「セブンマジシャン」、外から「ジュンツバメガエシ」が追い上げ、内には「ハーツコンチェルト」、1馬身差に「ボーンイングランデ」、それから「ヴェルテンベルク」、「ジェイパームス」、「キングズレイン」が並んで追走、1馬身差で後方3番手から「ガストリック」、2馬身差で「モンドプリューム」、1馬身差の最後方に「スカパラダイス」という隊列になった。

前半1000m通過は61秒5で遅い流れに。

逃げる「トップナイフ」のリードは半馬身程で2番手に「ドゥラエレーデ」、「ミッキーカプチーノ」は単独3番手に浮上して残り600mを通過したが手応えはあまり良くなく鞍上の手が動いていた。

「グリューネグリーン」は先団から押っ付けられてスパートし、その後ろは集団になって追い上げ、「キングズレイン」が大外を回って4コーナーをカーブした。

「トップナイフ」と「ドゥラエレーデ」がほぼ並んで最後の直線に入り、2列目から「ミッキーカプチーノ」が追い上げるが脚色はいまいちで前の2頭との差が縮まらず残り200mを通過、坂を駆け上がり「トップナイフ」がリードを広げるも「ドゥラエレーデ」は懸命に食い下がった。

後方からの追い上げは乏しく、前の2頭による競り合いとなり、逃げ切りを図る「トップナイフ」に対し、「ドゥラエレーデ」は徐々に差を詰め出し、最後はほぼ並んだ状態でゴールイン!

写真判定の末、外の「ドゥラエレーデ」が際どく「トップナイフ」を交わしていた。

前走の「東スポ2歳S」(G2)で4着から巻き返し、重賞初制覇がG1となった。

鞍上の「バウルジャン・ムルザバエフ」騎手(ドイツ)は今年の「ジャパンC」で「テュネス」(9着)に騎乗する為に初来日、今月17日(土)から来年3月まで短期免許取得で騎乗、JRA重賞初制覇がG1となった。

同馬を管理する「栗東」の「池添学」調教師は開業9年目で悲願のG1初制覇となった。

2着はハナ差で「トップナイフ」(7番人気、牡2歳、栗東・昆貢厩舎)、3着に後方から追い上げた「キングスレイン」(6番人気、美浦・手塚貴久厩舎)が入り、上位人気馬は総崩れで3連単は246万馬券と今年最後の重賞は大波乱で終わった。

更に単勝、馬連、馬単においてG1では今年最高の払戻金を記録した。

一方で「ファントムシーフ」(2番人気、牡2歳、栗東・西村真幸厩舎)は4着「ミッキーカプチーノ」(1番人気、牡2歳、栗東・矢作芳人厩舎)は5着、「セブンマジシャン」(3番人気、牡2歳、栗東・高野友和厩舎)は6着にそれぞれ敗れた。

また、史上初のJRA平地G1完全制覇が懸かった「武豊」騎手騎乗の「セレンディピティ」(8番人気、牡2歳、栗東・音無秀孝厩舎)は8着に敗れ、歴史的偉業の瞬間は再び来年に持ち越しに。

女性騎手では「藤田菜七子」騎手に次ぐ2人目のG1騎乗となった新人の「今村聖奈」騎手鞍上の「スカパラダイス」(15番人気、牡2歳、栗東・寺島良厩舎)は最下位の18着に敗れた。

レース結果はこちら

今年の「ホープフルS」の馬券の売得金(売り上げ)は164億4150万5500円(前年比110.0%)を記録。

昨年のレース史上最高売上げとなった149億4964万9100円から約15億円のアップとなり、売上げレコード更新となった。

冒頭でも申し上げたが今年の中央競馬は本日を以て全日程が終了、来年は1月5日(木)から開幕する。

ただ、地方競馬では29日(木)に「大井競馬場」でダート競馬の集大成となる地方競馬の統一G1「東京大賞典」が行われる。

今年の競馬はまだ終わらないのだ。