青森県弘前市中心街の「土手町」に20階建ての複合施設の建設計画が浮上した。
13日(土)、地権者らが「下土手地区市街地再開発準備組合」を設立、報道機関向けに報告会が開かれた。
再開発を進めるのは土手町商店街の一角にある明治創業の「菊池薬店」やパチンコ店、ボウリング場等が入るレジャー施設「朝日会館」が立ち並ぶ区域。
計画では1~3階を店舗等が入るサービスフロアに、6~20階を99戸が入居する高層マンション住宅棟に、更に駐車場棟も含め、建築総面積約2万3千平方メートルの複合施設を建設する。
同施設には「菊池薬店」等複数の店舗が入居する見通しで1階部分には小路を作って回遊性を高める。
ただ、入居店数や着工時期は未定で市の都市計画ともすりあわせながら1年~1年半後の本組合設立を目指し、再開発計画を具体化するという。
「再開発準備組合」の理事長に就いた菊池薬店の「菊池清二」会長は「50年後、100年後の商店街を考え、安心安全で歩いて楽しい小路文化が育つ街づくりを進めたい」と期待を込めた。
<青森県一の超高層ビルに>
2021年2月現在、青森県内で既存する建築物で最も高いのは青森市にある「青森観光物産館アスパム」で高さは76m(地上15階、塔屋3階建て)。
最も階が多いのは青森市にある「ミッドライフタワー青森駅前」で地上17階建て(高さ65.56m)。
計画通りに完成すれば青森県一の超高層ビルになるだろう。
個人的な要望だが、ここまで高層階のビルになるのだったら最上階に展望フロアを設けるというのはどうだろうか?
近くには「弘前公園」があり、最上階からその「公園」を眺めるにはもってこいと思う。
春は公園で「桜」が咲き乱れ、夏は土手町で一直線に連なる「ねぶた」を、秋はまた公園で「紅葉」を拝められていいのではないか。