中央競馬が昨日(28日)で今年の全日程を終了した。
そして、今日(29日)は「大井競馬場」で今年最後のG1レースとなる「東京大賞典」が行われた。
今年はJRA勢7頭を含む16頭立てと珍しく多頭数となった。
単勝は「ゴールドドリーム」、「ケイティブレイブ」、「オメガパフューム」のJRA勢3頭が人気を分け合った。
果たして、今年最後のG1レースを制した馬は?
レースは「スーパーステーション」がハナを奪って、引っ張る展開に。
そして「アポロケンタッキー」、更に離れて「ケイティブレイブ」、「エイコーン」、「クリソライト」、「ゴールドドリーム」他が続き、「オメガパフューム」は後方からとなった。
3コーナーに入ると、逃げる「スーパーステーション」と後続との差が縮まり「ケイティブレイブ」が押し上げると、後方の「ゴールドドリーム」、「オメガパフューム」も進出を始める。
最後の直線に入ると、逃げる「スーパーステーション」に「ケイティブレイブ」、「エイコーン」が並び、遂に「ケイティブレイブ」がここで先頭に立った。
しかし、外から脚を伸ばした「オメガパフーム」、「ゴールドドリーム」が襲い掛かる!
脚を伸ばした2頭は先頭の「ケイティブレイブ」を交わし、「オメガパフューム」が先頭に、「ゴールドドリーム」が2番手で追うが、「オメガパフューム」は、そのまま先頭でゴールインした。
これで重賞2勝目、G1は初制覇となった。
またも、3歳馬!!
3歳馬が「東京大賞典」を制覇するのは2004年の「アジュディミツオー」以来、14年ぶり17度目。
今秋のJRAの古馬混合G1において、4レースで3歳馬が制する活躍ぶりだったが、地方の指定交流の古馬混合G1においても「マイルCS南部杯」に続いて、3歳馬が制覇した。
鞍上の「ミルコ・デムーロ」騎手は「東京大賞典」は初制覇。
昨日のJRA・G1「ホープフルS」に続いて2日連続のG1制覇となった。
管理する「安田翔伍」調教師は、開業2年目で地方・JRA通してG1初制覇となった。
2着に「ゴールドドリーム」(1番人気、栗東・平田修厩舎)、3着に「ケイティブレイブ」(2番人気、栗東・杉山晴紀厩舎)が入り、JRA勢の上位人気馬が3着まで独占、昨日のJRAG1「ホープフルS」では、3着まで人気順通りの結果となり、G1・2レース連続で3着まで上位人気馬が独占する堅い決着となった。
地方馬は「サウンドトゥルー」(4番人気、船橋・佐藤太厩舎)の4着が最高だった。
結果はこちら。
今年の「東京大賞典」の馬券の売得金(売上げ)は46億3240万4400円(前年比108.4%)。
当日の「大井競馬場」の入場者数は3万9330人(前年比111.7%)。
いずれも前年より増加となり、売上げは地方競馬1レースの最高記録(2017年の同レース、42億7307万1200円)を更新した。
これで日本競馬のG1レースは本当に終了。
来年、最初のG1は「川崎記念」からスタート。
それでは、また逢う日まで。