平成最後で100回目の節目の「全国高等学校野球選手権大会」(別名、夏の甲子園)は今日(21日)、決勝戦が行われた。
悲願の東北勢初優勝か、それとも史上初の2度目の春夏連覇達成か。
どちらが勝っても史上初の偉業となる状況だった。
果たして、高校野球の歴史に新たな1ページを加えたのは?
1回から試合が動き、まず「大阪桐蔭」が相手の暴投やタイムリーヒットで3点を先制した。
「金足農業」は3回でフォアボールで出たランナーをバントで2塁に進め、更に相手の暴投で3塁に進むと「佐々木大夢」外野手がライトへの犠牲フライで1点を返した。
しかし、4回から「大阪桐蔭」の打線が爆発した。
4回で1アウト1・3塁から「宮崎仁斗」外野手がレフトスタンドに3ランホームランを放ち、3点を追加すると5回では「根尾昂」内野手がバックスクリーンへの2ランホームランなどで打者11人の猛攻で6点を奪い、「金足農業」のエース「吉田輝星」投手を追い詰め、甲子園で初めてマウンドから降ろした。
「金足農業」は6回から守備位置を変更。
「吉田」がライトへ回り、サードの「打川」がマウンドへ登板。
ライトの「菊地」がレフトへ、レフトの「佐々木」がサードへと守備位置を変更した。
6回は両校無得点、7回では両校1点ずつ追加したがその後は両校とも無得点でゲームセット。
「大阪桐蔭」が13対2で「大阪桐蔭」(大阪)が「金足農業」(秋田)を破り、参加3781校に頂点に立った。
夏の大会は4年ぶり5回目の優勝で2012年に続く、史上2度目の春夏連覇を達成した。
2015年の「仙台育英」以来、3年ぶり9度目の東北勢決勝進出となったがまたしてもあと一歩の所で東北勢初優勝とはならなかった。
今大会の総入場者数は101万5000人となり、史上初めて100万人を突破した。
これまで大会最多入場者数は1990年(第72回大会)の92万9000人だった。
来年の夏の大会は新元号での開催となるが果たしてどんなドラマが待っているだろうか?