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映画日記

映画を観た日や、メモを記録するだけの個人日記。

 2001年の9.11同時多発テロで標的となった、NYの世界貿易センタービル。本作は、崩壊したビルに生き埋めになった2名の警官の奇跡的な生還を、実話に基づいて描いた感動作だ。港湾警察のジョンとウィルは、飛行機が激突した貿易センタービルに急行。ビルの1階に入ったところで、ガレキの下敷きになってしまう。無念の死を迎える同僚や、心配で取り乱す家族など、いくつものドラマが進行するなか、ジョンとウィルは励まし合って助けを待つ。
   いつもの朝が突然の大惨事と化す冒頭は、巧みなカットのつなぎに引き込まれる。崩壊の瞬間、ビル内部の映像が圧倒的だ。しかし、オリバー・ストーン監督の視点は、あくまでも冷静。中盤からは客観性を重視した演出で、過剰な涙を誘うことはしない。音楽や映像も抑え気味なので、じわじわと感動が高まることになる。ニコラス・ケイジとマイケル・ペーニャも、身動きができない状態での演技で苦しみを伝えることに成功した。
   本作は、生き残った者を主人公にしながらも、犠牲になった人々への鎮魂歌に感じられる。人間が人間に対して行ったテロ。その不条理を静かに、そして力強く訴えているようだ。amazonより

ニューヨークの街角から届いた、最高にハッピーで元気になれる物語。
監督はアカデミー賞(R)受賞作品『ONCE ダブリンの街角で』で世界的に注目を集めたジョン・カーニー。
今回は、ダブリンからニューヨークへと舞台を移し、恋愛、家族、仕事、夢・・・
様々な悩める人々が音楽を通じて人生の新たな一歩を踏み出すきっかけを作る物語を描く。
『はじまりのうた』の全米公開時は当初5館の限定公開。その後、クチコミパワーで1,300館以上まで拡大! 
3週目には全米9位を記録して、オスカー受賞の前作を超える異例の大ヒットとなった。
amazon

1971年、ロードアイランド州ハリスヴィル。野中にポツンと建つ古びた一軒家に、ロジャーとキャロリンのペロン夫妻と5人の娘たちが引っ越して来た。一家は新しい生活に胸を躍らせるが、翌朝から様々な異変が一家を襲い始め…。『ソウ』のジェームズ・ワン監督作、実話に基づき人間の耐え得る限界を超えた凶暴な恐怖を描く衝撃作。amazon

  

雪山で墜落したセスナを発見した、ハンクと兄のジェイコブ、そして彼の悪友ルー。そのセスナには現金400万ドルがあった。3人がその金を着服しようとしたときから、彼らの人生の歯車は狂い、殺人事件にまで発展していく…。 
   スコット・スミスの同名ミステリーを、サム・ライミ監督が映画化した。平凡だが幸せに暮らしていた普通の人間が、大金に夢を託したとたん、指の隙間からその幸せがポロポロとこぼれ落ちていく。欲望が人間をジワジワとむしばむ様子を、ショック描写ナシでじっくり丁寧に映しだし、いつまでも胸に恐怖の余韻が残る映画に仕あがっている。 
   役者では、とろい兄を演じるビリー・ボブ・ソーントンが秀逸だ。できる弟にコンプレックスをもつ寂しい独身男を、胸が締めつけられるような熱演で見せてくれる。(斎藤 香)