ライブハウスの使い方 | 僕が“バンドマン”を続けている理由。~バンド人生を本音で振り返る~

ライブハウスの使い方

最近のバンドのライブハウスの使い方が酷いなあ、と思います。

ライブが終わって帰るときに、楽屋は散らかしっぱなし、片付けももちろんしない。挨拶もしないしできない。
入り時間や本番の時間を守らない、などなど。

逆に言えば、これらが出来るバンドやアーティストも沢山います。

それはとても素晴らしいし、必ず報いとしてかえってくるので、これからもどんどん続けて欲しいと思います。

 

ちなみに、これらはライブハウスだけの話じゃなくて様々な場面でも当然の事です。
 

が、実際に楽屋を散らかすだけのバンドと、挨拶や後片付け出来るバンドとでは大きな差が生まれています。

 

集客や成長面。

何故か?
それは、意識の違いです。

(もちろん、バンドの活動の為や負担を減らす為に頑張って集客する事が一番なのですが)そもそもお客様は全然呼べずに、自分達の自尊心の為だけにライブをする、という考えになっているということです。

 

それはライブハウスや主催者、共演者に対して失礼です。
そういったバンドやアーティストは、無意識に失礼な事(散らかし、遅刻等)を平気でするんですよね。

逆に言えば、集客を頑張ってライブハウスに失礼のないように、という意識があるバンドは当然失礼のないような立ち振る舞いをします。

ですので、僕はバンドに対してはライブの雰囲気はもちろん、楽屋や裏での態度もしっかり見ています。

そしてこれも最近よく散見される事ですが

必要以上に音を出すバンド。

本来リハーサルはモニターチェックと外音を作る作業。

酷いバンドだとリハーサルを曲練習に使ったり、もっと酷い人になると演奏する曲ではない曲を引用して、速弾きやタッピングなどのテクニック披露みたいなことを永遠とやっている人。

本人はドヤ顔でやってますが、これが一番みっともない。

ライブ慣れしてないんだなぁと飽きれてしまいます。

いままで色んなイベントのリハーサルを見てきましたが、成功していて売れているバンドほど、音をあまり出しません。


そもそも、ライブハウスはお客様に向けてライブを披露するスペースです。お客様を呼べないのであればライブハウスでする必要もありません。自宅やカラオケやスタジオでやってればいいです。そういう意識の低い、自分勝手なバンドやアーティストが増えたなあと最近よく感じます。

まとめになりますが、かつては現状復帰、もしくは現状より綺麗にして帰るのが当然だった時代があります。

大きいキャリーを持ってきたり、いかにもな格好をしてのファッションだけのミュージシャンではなく、精神的にもプロを目指して欲しいです。