こんばんは。
後藤 眞由美です。
本気で自分とじっくり向き合う事を決意し、振り返りを綴っています。
時々出てくる、まゆこ とはこの人のことです。
登場上人物は、仮名の場合もあります。
前回の、教室が一気にシーンとなった話はコチラ⑱初めて先生に言い返した!
先生に言い返すことが出来た私ですが、基本怖い人には、何も言えなくて・・・。
同じ町内に、負けん気の強い、えっちゃんがおりまして・・・。
怖いので、挨拶程度の会話しかしたことありませんが。
《じゃあ、なんで怖いとわかる?》
町内会の運動会の時のこと。
リレーで、俊足のえっちゃんが、私を追い越そうとした時に、えっちゃんはバトンを落としてしまい、私は逃げ切ることができました。
すると、
『なんてことするのよー』
と、えっちゃんが私に怒鳴るのです。
《は?なんのこと?》
『肘をぶつけて、バトンを落とさせて、卑怯者』
《・・・肘でバトンを?こっちは必死で走ってるのに、そんな器用なこと、出来るわけないだろうに。
自分でバトン落としたくせに、人にせいにして。
抜かせなかったからって、八つ当たりしないでよ》
まゆこは、激しく反論。
現実は、言われっぱなしの私
いや〜な雰囲気の中、運動会が終わり、
翌朝の登校中に、一番会いたくない人が・・・。
ドキドキ。
ドキドキ。
うしろから、近づいてくる。
『おはよう!』
元気に挨拶してくる、えっちゃん。
《???何、何、なんなのー?
この、変わりよう。
昨日のアレは、なんだったの?》
まゆこの声が聞こえる中、
私は、えっちゃんに、
『おはよう。
昨日は、ごめんね。』
と、言っちゃった。
《眞由美、お前ホントバカだね。
『ごめんね』って言ったら、バトンを落とした事を、認めてるようなもんじゃない。
なんで、心にもないこと言ってんの⁉︎》
と、まゆこは、呆れてる。
どうしてあの時、『ごめんね』って言ったのだろう?
敵に回すと、仕打ちが怖い、と思ってたのかもしれない。
嫌われたくない、とも思ったのかもしれない。
自分の意思が、全くなかったのね。
何をそんなに恐れて、生きているんだろう・・・。
えっちゃんを悪者に仕立て上げて、
私の勝手な妄想でしかないのに。
つづく⑳自分を守るためなら