ここ数年の個人的な、密かな(?)楽しみに、詰将棋がある。解くスピードは恥ずかしいぐらいに遅くて、今メインでやっている9手詰め、11手詰だと、比較的易しい問題でも数十分〜数時間、難しい問題だと1問に2,3日もかかってしまう。どうも藤井聡太とは、脳ミソの構造から違うようだ。

 

 

 

解くのにこれだけ時間がかかると、逆に良い面もあったりする。妻の買い物の付き合いとか、通勤とか、自分ではどうにもならない空き時間に、メモ紙1枚でいくらでも暇がつぶせるんですね。多くの人はスマホをペロンペロンとめくるんだろうけど、自分はあまり性に合わなくて。どう考えても詰まないぞ!と、イライラしかけていた問題に突破口が見つかった瞬間は、まさに快感です。

 

 

 

1つの問題を数日考え続けると、もう頭の中に盤面が再現できて、メモ紙は要らなくなる。すると、夜寝ている時に頭の中で考えることもできる。布団の中に入って、目を閉じながら出来る趣味って、なかなか無い?。しかも、最近気がついたことに、日中は全然解けなかった問題が、布団の中で目をつむって考えると解けることが結構ある。最初は寝ぼけて勘違いしているだけかと思ったけど、翌朝確認するとちゃんと正解に到達している。どうして起きている時はこの手に気が付かなかったんだろう?。

 

 

 

寝ながら考えて、目が冴えて眠れなくなったりしないのか?と思う人もいるかもしれない。それが大丈夫なんですね。解けないと考え疲れちゃって寝落ちする。解けると達成感でハッピーになって、すやすや。どっちにしろ、安眠できるんです。夜中に目が覚めて、考え事をしたらすっかり眠れなくなった、という経験は誰しもあると思うが、詰将棋はそういうことは無いみたい。不思議。

 

 

 

私が何か、難しい考え事をしているように見える時、実は頭の中では詰将棋を解いているだけかもしれません。気にせずお声がけください。(U)