専攻医のEです。

 

久しぶりにコラム記事を担当します。


先日、マンモグラフィのランクアップ試験を受験し、B→ASに無事ランクアップできたので、そのご報告です。

 

受験体験記みたいな感じで書いたので、気楽に読んでください。


 

受験理由について、元々は更新の時期が来たら受験するつもりでしたが、仕事先でA判定以上が好まれる(読影ペアの都合?)と言われたため、時期を早めてランクアップ試験を受けることにしました。

 

ランクによる読影料、読影量の違いはないみたいです。

 

仙台では年に1回しかマンモグラフィの読影試験が開催されないため、募集期間が近い大阪で受験することにしました。

 

受験場所についてはアクセス、募集時期、試験日程から決めるのが良いと思います。

 

仕事の本拠地以外で、知り合いがいない会場の方が気楽かも知れません。

 


試験勉強は、初回の試験の時に使用した『タブレットで学ぶマンモグラフィ』を復習しました。


ランクアップ試験はどのように勉強するかよりも、日々の読影の方が大事な気がしました。

 

日常のマンモグラフィ読影で特異度(引っかけすぎない)は十分足りていて、感度とカテゴリー感度を調整するようなイメージで試験勉強しました。


特にカテゴリー感度は検診読影では疎かになりがち(C 3以上が要精査なので、C 3,C 4,C 5で方針がほぼ変わらない)なので、試験勉強の意義が大きかった気がします。

 

検診読影では、明らかに悪性が疑われてもC 5(ほぼ間違いなく悪性)よりC 4(悪性の可能性が十分にある)として、弱気な読影になりがちでした。

 

そのため、読影試験でもC 5を選ぶのがなんとなく躊躇われた症例がありました。

 

所見が揃っている場合は、勇気をだしてC 5をつけましょう。

 

 

試験内容は100症例200乳房。

 

45乳房くらいがC 3以上、40症例強が要精査(両側C 3以上が数例)です。


体感として、「30症例60乳房は明らかに所見なし、30症例30乳房は明らかに所見あり」で、残りの40症例のうち「20症例40乳房はおそらく所見なし、10症例10乳房はおそらく所見あり」で、最後に余った10症例は審議って感じでした。最後に余った10症例のうち数症例を所見ありにして、ここまでで要精査が40症例強。

 

あとはどの症例が両側性かを悩む、みたいな感じでした。

 

見落としがちなのはFADと僅かなdistortionなので、そこを意識しながら読影するようにしました。

 

初回の受験時に見た気がするような症例があったので、毎回の試験受験時にしっかり復習するのは大事だと思います。
 

 

日々の読影で、見落としがちな部位や所見が生じてしまったり、カテゴリー判定がずれてきてしまったりするので、今回のランクアップ試験はとても勉強になりました。

 

次回の試験でもランク維持できたら良いなあと思いますが、AS判定とA判定はカテゴリー感度の違いでしかないので、気楽に受けようと思います。


日々の読影でご指導いただいた間島先生、澤田先生、古田先生、ありがとうございました。