今日は久しぶりに考えさせられることがあったので、記録として残しておきたいと思います。
最近、2学期が始まってから上の子が明らかにお疲れモードというか、ストレス溜まってるなと感じていました。
何かいうとすぐ怒るし、特に、私が体調不良で休んでいる間に、パパと上の子と下の子に3人になると、親からするとほんの少しのことで途端に機嫌が悪くなる…。
彼の中で何が起きているんだろう?と考えていました。
原因が分かったとかではないし、多分本人もわかってないと思う…。
でも昨日、ちょっとだけ、ほんとにちょっとだけだけど、息子の気持ちがわかったような気がしました。
それがこの1コマ。
パパと息子で将棋をしているところに、下の子を寝かしつけた私が戻ってきて、次は私と対戦することに。
まだ将棋のルールがよくわからないので、パパに横から、「これは合ってる?」「ほかにどんな手があるの?」などとルールを確認しつつ対戦を進めていきました。
途中までは、「ほうほう」「そんな手が!」なんて和気あいあいと楽しかったんだけど、パパがこういう時は奪ったコマをこんな風に使うといいよとアドバイスをした途端、息子が機嫌が悪くなり、そこで対戦は終了となりました。
よくあることと言えばそれまでなんだけど、夫としては優しく丁寧に教えていたのに、いきなり怒り出す息子って感じだったし、こういうことが家庭内で頻発するのは、息子と夫のイライラムードに私もやられ気味で困ったなと思っていました。
息子が怒り出す内容は様々で、一概にこれ!とは言えないんだけど、『何かを教えられる』というときに多いのはわかっていて。
教える相手が私でもダメだから、パパから言われたことが嫌だったとかでもないんだよね。
でも、今回は息子の気持ちがわかってしまったのは、多分私も将棋初心者だったから(笑)
どんな気持ちかっていうと、ルールはいろいろあるんだろうし、しっかり勉強して理解してわかってからやったほうが絶対楽しいだろうなというのはもちろんわかっている前提で。
今はそこまで将棋楽しい!!ってはまってる段階ではないので、「勝つためには!」とか「うまくなるには!」という気持ちはさらさらなく、なんとなく楽しければいいという感じで。
そこに、1回聞いてもよくわからないレベルの難しい1手の話をされたから、やる気をなくしてしまった…せっかく楽しかったのに…という話で。
あーなるほど、息子はもしかしたら、私が何かを教えるときもこんな気持ちだったのかもって思ったんですよね。
夫としてはというか、男親に多いんじゃないかなと思うんだけど、「自信をつけさせたい」「子どもに期待している」感覚があるんだろうなと感じていて。
それも、もちろん大事だよね、自信はあったほうが生きやすいだろうし。
ただ、息子のタイミングが今じゃなかったんだなと。
こういうことって大人もあるよなあと。息子が今じゃない!の自己主張ができる子でよかったとすら思ってしまった。
なぜかって、期待されて、期待に応えないとと、つい頑張りすぎてしまった過去がたくさんあるから…
思い出してなんだかしんみりしてしまったんだよね。
習い事にしても、部活にしても、学校のいろんな活動にしても、仕事にしても、それ以外にしても。
「あなたならもっとできるはず」
この言葉に、うれしい気持ちもあったんだろうけど、「やらなきゃ」って思いで、必死に食らいついて生きてきた。
その渦中、楽しいならいいんだけど、私の内心は地獄だったんだよね。
だって、もっとできると私に期待して指導してくる相手の思うとおりに私が成長しないと、怒り出す人ばかりだったから。
今なら、教え方が悪いんじゃない?とか、向いてないことを頑張っても効率悪いって、って思えるけど、当時はできない自分が悪いんだと、自己否定の嵐の中をがむしゃらに努力するしかなかったから。
周りから見て、「できるよ!向いてるよ!」と言われることと、「私が本当にやりたいこと」って結構かけ離れていたなと気づいたのは本当にここ数年のことで。
今でもそうかも。HSPとして言いたいこと、伝えたいことがあってもう5年位前になるけど、本を出した。
私としてはそこで終了だったんだよね。だって言いたいことはもうすべて書いたんだから(笑)
でも、1冊書いたら、次は何書くの?そっちで生きていくんでしょう?みたいに聞かれることが増えて、いやいやもうおなか一杯でもみたいな感じだったり。
といいつつ、今は息子の不登校のことで伝えたいことが出てきて本にするべく執筆中だけど、また書いたらそれで満足すると思うし。
何か始めたとか、こういうのやってると聞くと、これで生きていくんだ!みたいに思われがちだし、私も人に対して思いがちだと思う。
興味の向く方向が必ずしも生きていく方向とは限らないよね。
そもそも、それが「何者かにからなければいけない」という圧力な感じがしていて。
だから、息子には、もしかしてこういう気持ちなんじゃない?と私が感じていたことを言葉にして聞いてみたら、「そう」だということで。
パパとしての思いと、私の考えも話した上で、とにかく「楽しい思えることをやろう」と話をしました。
誰からにやった方がいいよと言われることではなく、人のためじゃなく、自分が楽しいと思えることをやるのが大事だよって。
それがコロコロ変わったとしてもいいし、それが仕事に結びつく必要もない。
何者にならなくていいから、幸せに生きていくためには、自分の気持ちが大事なんだって。
だから、嫌なことは嫌だと言っていい。不機嫌になって貝になってしまうんじゃなくて、言葉にしてく練習をこれからもやってこうねと。
途中自分に言い聞かせている気分だったけど(笑)
私も何者にもならなくていいし、正直なりたくないというのが本音で。
ただのお母さんで、夫と子どもたちと、毎日平和に楽しく暮らせて、それなりに元気に長生きできたらもう十分だから。
むしろそんなのんきな人が増えることが、それくらいでもいいのかって気楽に生きられて、社会貢献かなとすら思っているから。
これからも心穏やかににやわやわ過ごして行こうと思います( *´꒳`*)