1月10日11日でオーストリアのバドガシュタインにてワールドカップが行われ、出場してきました。
前回の反省を生かして大会に臨む意気込みはあったものの2戦とも決勝に進むことができず、惨敗に終わってしまいました。
今回の反省点は二戦とも共通して言えることがありました。
自分の滑りを信じて前に進もうという気持ちが足りなかったということ。
去年の三月に左肩を脱臼した恐怖心により、自分の攻めの姿勢というものが薄くなってしまった。
自分の体のことを心配するのはとても大切なことですが、心にブレーキをかけてしまっているということがレーサーとしては克服しなくてはいけない問題。
しかし次の大会は世界選手権、だというのに今回のレースで自分らしい滑りができなかったことや、自身をなくしてしまったことがとても悲しく感じてしまい、悩むことしかできなかった。
世界選手権は二年に一度の大舞台でありオリンピックはこの世界選手権からのポイントと成績により出場枠が決定する大切な大会。
今回はとても気持ちが高まっていたのですが、その反面、前回のワールドカップでの予選落ちから気持ちの切り替えがうまくできず、自分自身不安定な感情のまま世界選手権を迎えることとなった。
しかし練習では自分の納得のいくとすべりができているし、自身もかなりありました。
テンションもとてもいい状態にもってくることができ、不安な気持ちはほとんどなくなっていました。
しかし練習中左足の筋を伸ばしてしまい、そのときはまだ痛みはあまりなかったのですが時間がたつにつれてどんどん痛みが増してきてしまい不安が募るだけでした。
そして本番当日、足の痛みが強く、痛み止めを飲んでの出場となり本番当日の練習では足をかばいながらの滑りしかできず、自分自身の滑りに自信がなくなってしまいました。
プロとして練習中に足を痛めてしまうなんて、しかもこんなに大事な大会で・・・と自分を責める一方でした。
結果は予選落ちという残念な結果に。順位は22位。
今回は本当に沢山の反省が残る大会でした。
怪我のせいにしてはいけない反省点がいくつかあります。
それは公開練習の時と本番でのコースの変化にあわせられなかった事と、予選一本目で転んでしまい2本目に守りの滑りになってしまい今までの人生において一番悪いすべりをしてしまったことです。
それ以外に精神的な余裕を作ることができなかったのが今回は自分自身とても反省しなくてはいけなかった事でした。
来月からはアメリカとカナダの3連戦の遠征になるのですがそこでは今回の失敗をプラスにして精進したいです。