最近ちょっと続いているミディアムシップで。
私がこのミディアムシップというものを知ったきっかけは、実は今となっては思い出せません。
たぶん、フラーっとネットをさまよっていた時に辿り着いたと思われますが。
でもね。
実はだいぶんだいぶん昔っから
「こういうことができる人に見てもらいたいなー」と思っていました。
私の実父は(たぶん前にも書いたと思うけれど)それはそれはとんでもない人で。
いいとこのおぼっちゃん育ちで世間知らずだった父は
結婚してからも女遊びは激しいわ、借金はどっさり作ってくるわ…で
今でも「母はよく離婚しなかったな。してもよかったのに。」と思わせるような人です。
そんな父は、60歳を目前に脳梗塞で倒れました。
今までのような生活ができなくなった父を
兄たちはともかく、姉と私は心配することもなく、ただ淡々と毎日を過ごしていました。
心配なんて、毎日の生活の心配だけでいっぱいいっぱいだっつーの。
と思っていました。
ちょうどその頃、江原さんの特番がとてもたくさんやっていた時期で
姉と一緒にそれらを見ながら
「ねー、こうやってご先祖さまの声とか聞こえる人がいたら、どうやったら家はよくなりますか?って聞いてみたいよね。」
って、よく話していたのを思い出します。
本当によく話していたし、毎回本音。
心の底からそう思っていました。
何が悪いのか。
どうすれば、今のこの生活から抜け出せるのか。
ご先祖さまの中で、わかる人がいたらどうか教えてください、という藁にもすがる思いでした。
それから、もう十数年がたって
今私は、亡くなった方と繋がることを生業とし、生きています。
あの時、心から願ったご先祖さまからのメッセージは
自分に対しては聞くことはありません。
私は、亡くなった方からのメッセージを受け取り、それをお伝えするだけの
いわゆる通訳のような役割なだけで
ああしろ、こうしろ
というメッセージを受け取る事はないからです。
でも、あの時
家族としての生活がどん底で
姉と二人、どうにかしたいと願った、あの日々。
今の私の活動と
どこか繋がっているような、そんな気がしています。