と言う訳で8月に入ってから、
代数解析概論
を読み始めた
D-加群の入門書と言う事になっている
が書き方が上手いのでスラスラと読める、が、
論の展開の仕方が、
洗練され過ぎてる、という気もするので何度も読み返す為に購入して手元に置いておくべき本という気がする
Gabberさんの定理を利用する事で議論が簡易化される所があり、その一部は
谷崎先生の非可換環論に証明を委ねてるので
其方も併用して読みたい
D-加群のfunctorialityについてで
例えば、Cauchy-Kovalevskayaの定理
一番簡単な場合がこの古典的な定理になっていて
其処に帰着させる論法ワンパターンな論法と言うのがある
非可換環の層上の連接層の話は付録になっていて
フィルター加群やアルティン リース代数の層版の話も書いてある
又、特性多様体の話になるのでシンプレティック幾何の話が出て来るが、それもある程度は付録に纏まっている
そして、未だ読んでないが三角圏とか導来圏に関する事も付録に纏まっている
(どのぐらい要領よく手短に纏まってるのか読んでみたい)