手塚治虫、I. L 


を読み始めた


かつては人気映画監督と言われた伊万里万作


が、人類が月に着陸した頃から


急にファンタジー映画の人気は去った


と言う処から物語が始まる


1969年の作品であって、


当時がどんな雰囲気であったのか?という事


当時のカルチャーの背景を知りたくなるのです


どんなものにも理屈を付けたがる時代だった、と書いている


そして冒頭は彼の映画作品から始まる


これは江戸時代であろうか?普段の手塚治虫の絵のタッチとは随分と違う


男と女の濡れ場だ


然し二人な間で交わされる会話は


やけに不条理でそれでいて理屈ぽく聴こえる


ページを捲ると


上映が終わった後の光景、試写会であろうか?


監督を囲んで映画を見ていたが、


みんな文句を言ってる


何だこの映画は?そして何だこの漫画の始まり方は


物語はあらぬ方向に進んでいく


道端に占い師 (最近見なくなった)


北にある空き家へ行け!と言う


街外れの廃墟の洋館


乱歩小説などによく登場する光景であるが、俺が子供の頃には既にそんなものは何処にも無かった

(街外れの廃墟の洋館、物語の中だけの事かな?と)



其処で待っていた主はどうもドラキュラ一族の様だ


I.L と言うどんな人物にも変装してその人物を演じられる女性


彼女を伊万里万作に託して、ドラキュラ達は消えていく



そして、伊万里とI.L のリアルファンタジーショーが開幕する